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【名推理が冴えわたる!?】〈迷探偵黒彦〉シリーズの紹介【椙本 孝思】


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シリーズの特徴と順番

このシリーズは、順番毎に読むことをおススメします。

登場人物たちの感情や関係が読み進めていく内に変化していくので、作品を順番通りに読んだ方が、より物語を楽しめると思います!

そして、なんといってもバラエティに富んだ舞台で発生する殺人事件がなんとも魅力的なんです。

館、学園、村、孤島と……。推理小説ファンなら垂涎の舞台ではありませんか?

更に大掛かりなトリックとあれば、期待も膨らみますよね。

そして<迷探偵黒彦>の迷推理に、あなたも必ず唸ること間違いなしの作品たちです!

 

このシリーズの特徴としては、以下の通りです。

 

・様々な舞台で起こる殺人事件。

・軽く、手軽に読める作品。

・大掛かりで大胆なトリックを楽しめる。

・登場人物たちが魅力的。

 

ひとつでも自分に興味がある項目があれば、是非とも読んでみては如何でしょうか?

 

シリーズの紹介

 

1.魔神館事件 夏と少女とサツリク風景

 

覚えのない女性からの電話により、「魔神館」と呼ばれる洋館の落成パーティに参加することになった高校生・白鷹黒彦。果たしてそこは、12星座に見立てた石像と、妙な配置の部屋がひしめく妖しげな洋館だった。そんな館での夜、不可解な殺人事件が発生。嵐で孤立する中、その後もありえない状況で次々と人が殺されていく…犯人は参加者か、それとも館に佇む魔神像の仕業か!?黒彦と世界最高の知性・犬神清秀の推理が始まる。

   

キャッチコピーは「“館ミステリ”への挑戦状」。
王道の館ミステリで、タイトル通り殺戮が繰り返される!

黒彦の迷推理が炸裂する一冊ですね!
この1冊が気に入れば、他の作品も続けて読んでみてもいいかもしれません。

 

2.天空高事件 放課後探偵とサツジン連鎖

 

私立天空高校の校舎屋上から女生徒が飛び降り自殺をした。所持品は数千円と奇妙な鏡。騒然となる中、平凡な生徒・白鷹黒彦は、なぜか探偵部部長・夢野姫子に目を付けられ、事件を調査するはめに。風変わりな少女たちが集う探偵部、執拗に指導を繰り返す生徒会、裏サイトを管理する電子工作部…三つどもえの思惑が交錯する中、黒彦たちは恐ろしい殺人の連鎖にまきこまれてゆく―!?黒彦と美少女・果菜の推理劇、再び。

   

キャッチコピーは「“学園ミステリ”への挑戦状」。
黒彦が通っていた学校でまさかの連続殺人事件が。

ちゃんと、部活だったり恋愛要素があって学園ミステリらしさがありますね。
相変わらずの黒彦の推理が荒唐無稽で面白いです(笑)

 

3.露壜村事件 生き神少女とザンサツの夜

 

「この地で面白いものを発見した。黒彦君と一緒にすぐ来なさい」―犬神果菜のもとに、兄・清秀から謎の一文が添えられた年賀状が届いた。“高校生探偵”白鷹黒彦は、果菜を連れ、文面に書かれていた奇妙な名前の村に向かうことに。露壜村。現世から隔絶された山村で、ふたりが最初に目にしたのは、異常に長い不気味な葬列と、まとわりつくような老婆の視線。それは、怨念に満ちた惨劇の幕開けだった!?シリーズ最大の事件簿。

   

キャッチコピーは「“村ミステリ”への挑戦状」。
僻地で外部から隔離された村で起こる殺人事件に。

探偵役の清秀が不在なのがとても心細いですね……。
シリーズ最大の大トリックといっても過言ではないトリックでした。

 

4.幻双城事件 仮面の王子と移動密室

 

太平洋に浮かぶ離島で催されるあるパーティに招待された高校生・白鷹黒彦。なんでも招待客はみな、島に佇む城に収蔵された美術品の制作者の子息息女だという…。いるはずのない誰か、刻々と変化する城、「幻双城」という“芸術”に埋め尽くされた奇妙な空間で始まる連続殺人の宴。果たしてその目的と意外に犯人とは?―迷える探偵・黒彦と、自称ロボットの美少女果菜、そして世界最高の知性・犬神清秀が遭遇する新たな事件。

   

シリーズ第4作品目の舞台は孤島だ。
タイトルの通り、大掛かりな密室が黒彦たちに立ち塞がるぞ。

美術者の二世たちが集うパーティで起こる殺人事件。
孤島×館ミステリとしても全体未聞な大掛かりな密室殺人かもしれませんね。

 

最後に

とても大味で大胆な推理小説です。

登場人物と会話。そして物語のテンポの良さで前へ前へと読み進めるような小説です。

そして、この小説の大きな特徴は黒彦の「迷推理」です。彼のトンデモ推理が読みどころのひとつかもしれません。1冊1冊がまったく違うシュチュエーションで殺人事件が起こるのも面白いです。まるで、推理小説の旅行って感じですね。だから、飽きることがありません。

ライトノベル寄りなので、固い文章が苦手だ、という方と、クローズド・サークルモノが好きな方にはおススメの作品です。

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