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【猫が主人公】〝ゆきの山荘の惨劇: 猫探偵正太郎登場〟柴田 よしき―――閉ざされた山荘で起こる殺人


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今回は猫の「正太郎」が主人公の物語を紹介するぞ。

動物が主人公だと、親近感が湧きますね。
一体どんな物語なんでしょう。

猫が主人公だから文章は軽いが、中身は人がばたばた死んでいくぞ。

タイトルからそんな予想はしてましたよ……。
何たって「惨劇」が入っていますからね……。

概要

 

人里離れた柚木野山荘で作家仲間の結婚披露パーティが開かれる。飼い猫の正太郎を連れてやってきた桜川ひとみだったが、土砂崩れで山荘は孤立。そして、次々と事件が!毒死、転落死と相次ぐ不審死は事故か殺人か!?猫探偵正太郎が幼なじみの犬サスケ、美猫のトマシーナとともに真相に迫る。人間の会話を理解する猫探偵正太郎が大活躍するシリーズ第一弾。(「BOOK」データベースより)

 

個人的ポイント

 

登 場 人 物 : 人や猫も登場するのでやや多め。若干覚え辛いかも。

文   章   力  : 猫が主人公だから軽め。読みやすい。

テ   ー   マ    : 猫と主人の関係性。

ト リ ッ ク : 単純なものもあれば斬新なトリックも。

後   読   感  : まだまだシリーズは続きます。次の作品も是非。

 

猫の正太郎が活躍するシリーズ第1弾。
閉じ込められた山荘で、ひとりまたひとりと死んでいくストーリーだ。

 

感想

 

初めての作家さんであると共に、主人公が猫。更にはクローズド・サークルが舞台。ということで、読まない訳にはいかない。

猫探偵というタイトルで、一体どうやって猫が事件に関係してくるのだろう、と楽しみながら読みました。猫や犬の活躍が余すことなく描かれていて読んでいて面白かったです。

正太郎の下僕(主人)が作家という設定ということもあってか、かなり自虐的なネタにも走っていてところどころ笑わせて貰いました(笑) 「作家は水もの」「小説は道楽」「アイディア優先」云々。

肝心の物語ですが、クローズド・サークルで緊迫感ある舞台な筈なのに、猫視点ということもあってかなり緩い。良いのか悪いのか危機感を全く感じさせないテンポになっています。まぁ、猫にとって人間の愛憎溢れる殺人事件なんてどうでもいいに違いないでしょうからね。

小説の盗作を巡って繰り広げられるどんどん発生する殺人事件に謎は深まるばかりでした。どうやって猫たちが事件を解決するのだろう。猫たちの解決は人間にどうやって伝えるのだろう。とワクワクでした。

そして、一連の事件の解決はまさに驚愕!

こんな事件、そしてトリックはこの作品にしか出来ないものですね。納得できない、という方もいるでしょうが、ちゃんと伏線が張られているんですよね。一芸が出来ても不思議ではないです。

シリーズ展開しているらしいので、是非ともこのシリーズを追い掛けていきたいと思います。

 

正太郎の推理力に脱帽です!
ぼくにもこんな推理力があれば良いんですけど……。

 

こんな人におススメです

 

・猫や犬の活躍を読んでみたい人。

・クローズド・サークル作品を読みたい人。

・猫が関係するトリックに興味がある人。

・シリーズ第1弾で、これから読み始めたい人。