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【男だけが探偵じゃない】たぬき探偵のミステリ講義 ~女性探偵の作品紹介③~


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はじめに

「女性の探偵」紹介第3弾です!

今回もたくさんの美女たちをご紹介していきます。

あくまでも探偵〝役〟になっている登場人物たちのご紹介です。

 

過去の女性探偵については下記のページをご確認下さい(^^♪ 

www.snowman-bookshelf.com

 

www.snowman-bookshelf.com

 

 

 

 

1.島津 今日子 「セーラー服と黙示録シリーズ」

フーダニットの島津今日子、ハウダニットの古野みづき、ホワイダニットの葉月茉莉衣。

探偵小説において、事件を解決するポイントは3つあるとされています。

フーダニット 誰が殺したか?

ハウダニット どうやって殺したか?

ホワイダニット なぜ殺したか?

これら3つのダニットに対して、得意分野としている探偵たちが殺人事件に挑むシリーズ作品になっています。

孤島に建設された探偵養成学校・聖アリスガワ女学校の特別試験問題は「大鐘楼に設置された密室において、二十四時間で主に最も近づけ」、つまりは奇蹟を起こせという難解極まるものだった。そして二人の女生徒が解なき試験に臨むため、密室に入ることに。しかし一夜が明け、二人は鐘楼尖端の十字架に磔の状態で発見されるのだった!!美しき神父と三人の少女探偵が、前代未聞の殺人事件に挑む、耽美かつ華麗なゴシック・ミステリ!

   

探偵養成学校、という特殊な舞台。
ここの学生たちが様々な事件に挑むことになるぞ!

3人の女生徒が主人公なんですね……。
それぞれ、事件を解決する得意分野があって、階層的に推理していくのが面白いです。

 

2.本多 唯花 「臨床真実士ユイカシリーズ」

障害を武器に真実や虚実を見抜く。

臨床真実士という異名を持つ、本多唯花。

彼女は嘘を見抜く特技をもっており、それを武器に様々な事件や依頼を受ける。

言葉の真偽、虚実を瞬時に判別できてしまう。それが臨床真実士と呼ばれる本多唯花の持つ障害。大学で心理学を学ぶ彼女のもとに旧家の跡取り息子、文渡英佐から依頼が持ち込まれる。「一族のなかで嘘をついているのが誰か鑑定してください」外界から隔絶された天空の村で、英佐の弟・慶佐が殺された。財閥の継承権も絡んだ複紙な一族の因縁をユイカの知と論理が解き明かす!

   

大学生たちが登場人物になっているシリーズだ。
読み辛い文章を書く作家だが敢えてそれが癖になる、という人も多いぞ。

可愛らしい女の子ですね……。
こんな女の子が事件を解決していくなんて、驚きです。

 

3.音宮 美夜 「美夜シリーズ」

共感覚の持ち主の彼女は、音を視る。

共感覚と呼ばれる、文字に色を感じたり、音に色を感じたり、味や匂いに、色や形を感じたりする特殊な知覚現象を持つ、美夜。

彼女はそれ武器に探偵活動をしているのだ。

死体を燃やす殺人鬼・フレイムに妹を殺された天祢山紫郎は、音が見える探偵・音宮美夜と捜査に乗り出す。美夜は殺意の声を見てフレイムを特定するも、動機がわからない。一方、山紫郎は別の人物を疑い…。ホワイダニット(動機のミステリ)の新たな金字塔が登場!第43回メフィスト賞受賞作を全面改稿。

   

メフィスト賞を受賞した作品だぞ。
シリーズ1作品目は、あっさり犯人が分かってしまう。

この物語の最大の謎は「動機」なんですね……。
一体、犯人はどうして死体を燃やしていくのか……。謎です。

 

4.輪堂 鴉夜 「アンデッドガール・マーダーファルス」

怪物専門の生首だけの探偵

時代は、19世紀末。怪物や怪異が事件を引き起こす時代。

輪堂 鴉夜は自分の半身を取り戻すために、事件を解決していく。

吸血鬼に人造人間、怪盗・人狼・切り裂き魔、そして名探偵。異形が蠢く十九世紀末のヨーロッパで、人間親和派の吸血鬼が、銀の杭に貫かれ惨殺された…!?解決のために呼ばれたのは、人が忌避する“怪物事件”専門の探偵・輪堂鴉夜と、奇妙な鳥篭を持つ男・真打津軽。彼らは残された手がかりや怪物故の特性から、推理を導き出す。謎に満ちた悪夢のような笑劇…ここに開幕!

   

怪物たちが闇で跋扈している世界が舞台の探偵物語だ。
上手にいろいろ有名な怪物たちを推理小説に落とし込んでいるぞ。

な、生首の女性探偵って……。
とうとう女性探偵たちも化け物になってしまいました……。

 

5.瀬在丸 紅子 「Vシリーズ」

凋落した優雅なご令嬢

市が管理する無言亭と呼ばれる小屋で、一人息子と執事と共に、細々と暮らしている妙齢の女性。

令嬢らしく気品のあるしゃべり方をする自称科学者。

一年に一度決まったルールの元で起こる殺人。今年のターゲットなのか、六月六日、四十四歳になる小田原静江に脅迫めいた手紙が届いた。探偵・保呂草は依頼を受け「阿漕荘」に住む面々と桜鳴六画邸を監視するが、衆人環視の密室で静江は殺されてしまう。森博嗣の新境地を拓くVシリーズ第一作、待望の文庫化。

   

森博嗣のVシリーズから、瀬在丸紅子さんが登場だ。
S&Mシリーズと密接な関係があるので、できればそちらか読むことを勧めるぞ。

今回は人妻が探偵役なんですね。
でも、少女のようでありながら、お淑やかでもある。とても魅力的な女性です。

 

6.美智駆 アイ 「女子高生探偵・アイちゃんシリーズ」

推理力を失った、名探偵はどうやって真相へ辿り着く?

メフィスト賞の座談会を騒然とさせた本作。

賛否両論が渦巻く、この物語はあなたはどう評価しますか?

私はユウ。女子高生探偵・アイちゃんの助手兼熱烈な応援団だ。けれど、我らがアイドルは推理とかいうしちめんどくさい小話が大好きで飛び道具、掟破り上等の今の本格ミステリ界ではいまいちパッとしない。決めた!私がアイちゃんをサポートして超メジャーな名探偵に育て上げる!そのためには…ねえ。「推理って、別にいらなくない―?」NO推理探偵VS.絶対予測不可能な真犯人、本格ミステリの未来を賭けた死闘の幕が上がる!

   

これは、かなりの異色作だぞ。
なんと犯人の睡眠術によって探偵役が「推理力」を奪われしまうんだ。

えぇ、それで一体どうやって事件を解決していくんですか?
推理力を失ってもなお、探偵として活動するアイちゃんの活躍に注目です。

 

7.朝比奈 うさぎ 「朝比奈うさぎシリーズ」

恋は盲目。彼女は推理せず、ストーカー行為で犯人を見つけ出す。

探偵業を営む迅人が主人公。だが、迅人の推理力はからっきし。

朝比奈うさぎは迅人をストーカーすることによって犯人か誰かを導き出すという変わった推理を行う。

探偵の迅人は、ストーカーに悩まされている。とてつもなく可愛い朝比奈うさぎに。彼女は「迅人は私が好き」ということを証明する時にだけ驚異的な推理力を発揮する。行く先々で遭遇する謎多き殺人現場でも、いつも彼女の妄想錬愛術が炸裂して副産物的に犯人が判明してしまう。残念イケメン探偵と偏狂ストーカー美少女(自称婚約者)の助手による、新感覚ラブコメ本格ミステリ、開幕。

   

この朝比奈うさぎは「探偵」という自覚は全くない。
それどころかストーカー行為ばかりしていて探偵の主人公を困らせるのだ。

それで、副産物的に犯人を見つけ出してしまうんですね……。
なんて恐ろしいストーカーなんだ……。

 

8.篠川 栞子 「ビブリア古書堂事件手帖」

古書店の店長。彼女の読書量と知識は誰にも負けない。

鎌倉にある「ビブリア古書堂」

ここの店長を務める栞子さんは重度の人見知り。接客業には全く向いてないけれど、本の情熱なら誰にも負けない。

鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性だ。残念なのは、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。だが、古書の知識は並大低ではない。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも、彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。これは“古書と秘密”の物語。

   

映画化やドラマ化など、かなりメディア展開した作品だ。
本を読む人で知らない人はいないのでは?

とても有名な作品ですよね。
本にまつわる謎も面白いですが、主人公との恋愛要素も目が離せないです。

 

9.切間 美星 「珈琲店タレーランの事件簿」

女性バリスタが探偵役。コーヒーを曳いて、謎を解く。

京都が舞台の物語。

ひっそりと営む珈琲店タレーランのコーヒーは絶品。謎も一級品です。

京都の小路の一角に、ひっそりと店を構える珈琲店「タレーラン」。恋人と喧嘩した主人公は、偶然に導かれて入ったこの店で、運命の出会いを果たす。長年追い求めた理想の珈琲と、魅惑的な女性バリスタ・切間美星だ。美星の聡明な頭脳は、店に持ち込まれる日常の謎を、鮮やかに解き明かしていく。だが美星には、秘められた過去があり―。軽妙な会話とキャラが炸裂する鮮烈なデビュー作。

   

珈琲を飲みながら、読みたい本でもあるな。
日常の謎を取り扱った作品で、コーヒーに由来する謎も多い。

探偵役が女性で、しかもバリスタ!
とても格好良い響きですね……。僕もこんな人に珈琲を淹れて貰いたいです……。

 

10.城塚 翡翠 「medium 霊媒探偵城塚翡翠」

霊を視る事が出来る霊媒探偵が推理作家と共に事件に挑む。

推理小説家×霊媒探偵という異色の連絡短編集。

2019年に刊行されて、一躍有名になった作品。最後のどんでん返しは誰もが予想外だった筈。

推理作家として難事件を解決してきた香月史郎は、心に傷を負った女性、城塚翡翠と出逢う。彼女は霊媒であり、死者の言葉を伝えることができる。しかし、そこに証拠能力はなく、香月は霊視と論理の力を組み合わせながら、事件に立ち向かわなくてはならない。一方、巷では姿なき連続殺人鬼が人々を脅かしていた。一切の証拠を残さない殺人鬼を追い詰めることができるとすれば、それは翡翠の力のみ。だが、殺人鬼の魔手は密かに彼女へと迫っていた―。

   

近年では、この作品が頭ひとつ飛び出ているな。
幽霊を視ることができる少女が、如何に物的証拠と論理的推理で犯人を追い込むか肝だ。

でも、こういった作品って他にもありますよね。
どうしてこんなに話題になったんだろう、と頭を傾げましたがラストに納得です。

  

www.snowman-bookshelf.com

 

 

最後に

そろそろ、女性探偵もネタ切れになってきました(笑)

しかし、まだ魅力的な女性の探偵はたくさんいますので、どんどん紹介していきたいと思います!

いつかは、こんな女性たちと一緒に謎を追い求めていきたいですね笑

また次回をご期待下さい。

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