雪だるまの本棚

本や自分の活動について発信します

【イケメン警部大活躍】〝ぬいぐるみ警部の帰還〟西澤 保彦―――ぬいぐるみが絡む短編集


スポンサーリンク

f:id:KuraMystery:20201022191923p:plain





 

ぬいぐるみが大好きな警部が活躍する「ぬいぐるみ警部の帰還」を登場するぞ。

ぬいぐるみが好きって……。
殺伐とした推理小説に癒し要素があって嬉しいです。

確かに救われる要素でもあるな。
結構、えぐいシーンや殺害方法が多いからな。

本当にぬいぐるみという場を和ませる要素があってよかったです……。

概要

 

殺人現場にぽつんと遺されたぬいぐるみ、いったい何を語る?美形の警部・音無美紀の密かな楽しみは、ぬいぐるみを愛でること。愛するぬいぐるみから優れた洞察力で、手がかりを発見する。そして、男勝りの言動の一方で音無にぞっこんの則竹女史、ミステリおたくの江角や若手の桂島など、個性派刑事が脇を固める、“ぬいぐるみ警部”シリーズ連作集第一弾。ファン待望の文庫化。(「BOOK」データベースより)

 

個人的ポイント

 

登 場 人 物 : メインは警察関係の4名ほど。全員個性があって親しみやすい。

文   章   力  : 西澤保彦の文章。読みやすい人もいれば、読みにくい人も。

テ   ー   マ    : ぬいぐるみが登場する短編集。

ト リ ッ ク : どちらかと言えば、動機が光る作品が多いです。

後   読   感  : ぬいぐるみが登場してほっこりでした。

 

どの作品もぬいぐるみが絡んでくる作品集。
事件に関係ある「ぬいぐるみ」もあるし、ただのマスコットとしても登場するぞ。

 

感想

 

イケメンのぬいぐるみ警部が活躍する短編集。

5つの物語が収録されています。どの短編も読みやすく、2,3日程度で読了出来ます。どの話もまったく違った展開やトリックで飽きることはなかったです。

・ウサギの寝床

・サイクル・キッズ・リターン

・類似の伝言

・レイディ・イン・ブラック

・誘拐の裏手

物語は綺麗に起承転結に別れられていて分かりやすかったです。

一番好きな話は、「サイクル・キッズ・リターン」でした。

いわゆる「ミッシング・リング」ものの作品です。

女子学生が帰宅途中に通り魔に合って殺害される。過去にも通り魔事件があってその被害者の生徒手帳が今回の被害者の荷物に混入されていたのです。

過去と現在の事件の被害者に何の共通点があったのでしょうか? と謎を追っていきます。

どの話も「西澤保彦らしさ」が宿っていて、彼のファンなら一読の価値ありです。

また、登場人物たちも親しみが湧いてくるような人ばかり。

主人公の音無警部は美男子でノンキャリア。彼が探偵役として事件を解決していきますが、その原動力がぬいぐるみというのが面白い。

他にも、男勝りで音無警部に惚れている則竹刑事。ベテラン風のミステリオタクの江角刑事。若手の桂島刑事。……と物語に彩りを与えてくれています。

彼らのやりとりだけでも、面白かったです。

主に「ちょっと変わった動機」が多い作品なので、気になる方は是非とも読んでみて下さい。

 

ぬいぐるみが好きなイケメン警部のギャップが面白いですね。
シリーズ作品なので、追っていきたいと思います。

 

こんな人におススメです

 

・サクッと読める短編集が読みたい人。

・ぬいぐるみが好きな人。

・音無警部の活躍を読んでみたい人。

・シリーズ作品として追っていきたい人。