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【超能力や超常現象】たぬき探偵のミステリ講義 ~SFミステリの作品紹介~


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はじめに

 SF×ミステリを紹介したいと思います。

 SFミステリの第一人者、とも呼ばれる「西澤保彦」の作品が半分程占めていますが、その分、彼の作品がとても面白いという証左でもあると思います。

SFミステリというと、「設定が難しい」「頭を使う」「理解が追いつかない」という意見も上がりますが、その分謎解きは爽快でもあります。

SF作品が好きだけどSFミステリを読んだことがない、という方もSFミステリを読んでみては如何でしょうか。

 

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1.七回死んだ男

 

高校生の久太郎は、同じ1日が繰り返し訪れる「反復落とし穴」に嵌まる特異体質を持つ。資産家の祖父は新年会で後継者を決めると言い出し、親族が揉めに揉める中、何者かに殺害されてしまう。祖父を救うため久太郎はあらゆる手を尽くすが―鮮やかな結末で読書界を驚愕させたSF本格ミステリの金字塔!

   

SFミステリの最高傑作と言われれば、私は間違いなくこれを挙げるだろう。
胸を張って紹介できる最高のSFミステリだ。

いわゆる「タイムループ」を取り扱った作品なんですね。
設定も面白く、予想外の結末には驚愕です!

   

 

 

2.人格転移の殺人

 

突然の大地震で、ファーストフード店にいた6人が逃げ込んだ先は、人格を入れ替える実験施設だった。法則に沿って6人の人格が入れ替わり、脱出不能の隔絶された空間で連続殺人事件が起こる。犯人は誰の人格で、凶行の目的は何なのか?人格と論理が輪舞する奇想天外西沢マジック。寝不足覚悟の面白さ。

   

もはや西澤保彦といえば、SFミステリの第一人者といっても過言ではないと思う。
タイトル通り人格が入れ替わって起こる殺人だ。

ちょっと頭が混乱しますが、この混乱が心地よいですね。
SFとミステリの融合が見事です!

   

 

3.瞬間移動死体

 

妻の殺害を企むヒモも同然の婿養子。妻はロスの別荘、夫は東京の自宅。夫がある能力を使えば、完璧なアリバイが成立するはずだった。しかし、計画を実行しようとしたその時、事態は予想外の展開に。やがて別荘で見知らぬ男の死体が発見される。その驚愕の真相とは?緻密な論理が織り成す本格長編パズラー。

   

瞬間移動を使って完璧なアリバイを作ろうとしたのだが……。
瞬間移動というポピュラーな超能力を扱っているぞ。

瞬間移動にも色んな制限があって面白いですね。
ページ数もそれ程多くないので、さっくり読めるかも?

   

 

4.複製症候群

 

異形の壁に閉じこめられた高校生たち。だがその壁からは逃げ出すわけにはいかない。その壁に触れると、姿形、記憶や考え方まで完璧に同じコピー人間ができてしまうからだ。そんな密空間での殺人事件。犯人は誰?オリジナル人間か、それともコピー人間か。

   

自分とそっくりなコピーがいたら?
ある種のクローズド・サークル作品ともいえる作品だ

自分のコピーですか……
嬉しいような怖いような……。そんな葛藤も描いている作品ですね。

   

 

5.幻惑密室―神麻嗣子の超能力事件簿(シリーズ作品)

 

ワンマンで女好きの社長宅で開かれた新年会。招待された男二人と女二人は、気がつけば外に出ることが出来なくなっていた。電話も通じない奇妙な閉じられた空間で、社長の死体が発見される。前代未聞の密室の謎に挑戦する美少女・神麻嗣子たち。大人気「チョーモンイン」シリーズ長編第一作、待望の文庫化。

   

チョーモンインシリーズと呼ばれている作品だぞ。
しかし絶版になっているので、電子書籍の購入をおススメするぞ。

すべての話が「超能力」がからんでいるんですね。
また改めてシリーズ作品の紹介をしますね。

   

 

6.不確定世界の探偵物語

 

ただ一人の富豪が所有する、この世に一台きりのタイムマシンが世界を変えてしまった。過去に干渉することで突然、目の前の相手が見知らぬ人間に変わり、見慣れた建物が姿を変えてしまうのだ。おれは私立探偵。だが、常に歴史が変わる―現在が変わりつづけるこの世界で、探偵に何ができるというのだろう。そのおれが、ある日、当の富豪に雇われた。奴は何者?空前絶後の時間SF。

   

SFミステリのハードボイルド作品といえばコレ。
渋い主人公がとても格好いいぞ。

たぬき探偵とは大違いですね……。
ちょっと混乱して読み辛いですが、とても面白い作品です。

   

 

7.リピート

 

もし、現在の記憶を持ったまま十ヵ月前の自分に戻れるとしたら?この夢のような「リピート」に誘われ、疑いつつも人生のやり直しに臨んだ十人の男女。ところが彼らは一人、また一人と不審な死を遂げて…。あの『イニシエーション・ラブ』の鬼才が、『リプレイ』+『そして誰もいなくなった』に挑んだ仰天の傑作。

   

あの「イニシエーション・ラブ」の作者が描くSFミステリだ。
読み応えは充分で、とても面白い作品だ。

結構分厚いですが、読み応えは充分にあります。
一気読み必死で、かなり作品にのめり込めました。

 

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8.クラインの壺

 

ゲームブックの原作募集に応募したことがきっかけでヴァーチャルリアリティ・システム『クライン2』の制作に関わることになった青年、上杉。アルバイト雑誌を見てやって来た少女、高石梨紗とともに、謎につつまれた研究所でゲーマーとなって仮想現実の世界へ入り込むことになった。ところが、二人がゲームだと信じていたそのシステムの実態は…。現実が歪み虚構が交錯する恐怖。

   

VRが浸透している今だからこそ読んで欲しい傑作だぞ。
一体どんな結末が待っているか是非とも読んで確かめて欲しい!

確かに出版当時はVRなんてなかったですが……。
かなり先見性がある著者だったんですね。驚きです。

   

 

9.リライト(シリーズ作品)

 

過去は変わらないはずだった―1992年夏、未来から来たという保彦と出会った中学2年の美雪は、旧校舎崩壊事故から彼を救うため10年後へ跳んだ。2002年夏、作家となった美雪はその経験を元に小説を上梓する。彼と過ごした夏、時を超える薬、突然の別れ…しかしタイムリープ当日になっても10年前の自分は現れない。不審に思い調べるなかで、美雪は記憶と現実の違いに気づき…SF史上最悪のパラドックスを描く第1作。

   

初心者入門にピッタリなSFミステリかもしれない。
サクッと読めてとても面白い作品だぞ!

タイムリープを扱っていてこんな結末になるなんて……。
シリーズ作品なので面白かったら次の作品も読んでみて下さい。

   

 

10.君と時計と嘘の塔(第一幕~第四幕まで)

 

大好きな女の子が死んでしまった―という悪夢を見た朝から、すべては始まった。高校の教室に入った綜士は、ある違和感を覚える。唯一の親友がこの世界から消え、その事実に誰ひとり気付いていなかったのだ。綜士の異変を察知したのは『時計部』なる部活を作り時空の歪みを追いかける先輩・草薙千歳と、破天荒な同級生・鈴鹿雛美。新時代の青春タイムリープ・ミステリ、開幕!

   

これは1~4巻までで、ひとつの作品となっているぞ。
だが、とても読みやすいので1冊1冊簡単に読めると思うぞ。

分かりやすくて理解しやすい作品ですね。
とても熱中できてあっという間に読了できました!

   

 

最後に

今回は割と有名で、ばっちりと「SFミステリ」だ! と胸を張って紹介できる作品を紹介しました。

SF作品ってモノによっては「これってSFミステリかな?」と頭を傾げる作品も多々あるので、次回はちょっと区別が難しい作品も紹介していきたいと思います。

頭を使う心地いい快感をSFミステリで味わって下さい。

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