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【学生が主人公】たぬき探偵のミステリ講義 ~学園ミステリの作品紹介①~


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はじめに

今回は学生が主人公の「学園ミステリ」の作品を幾つかをご紹介致します。

学園ミステリの区分って結構難しいんですよね……。

学園が舞台な推理小説は「学園ミステリ」と区分しても問題ないと思います。しかし、その学生たちが、移動したら? 例えば修学旅行で旅行先に事件に巻き込まれたら、それは「学園ミステリ」と呼べるのでしょうか?

いくら、考えても仕方ないので、このページでは下記の方法を採りたいと思います。

学園要素とミステリ要素を★を使って表したいと思います。

例えば……。

学園要素   ★★★☆☆

ミステリ要素 ★★★★☆

といった具合に、私の完全な主観で表示したいと思いますので、宜しくお願いします。

また、この★の数は面白さと比例しておりませんので、ご了承ください。ミステリ要素が★☆☆☆☆でも、充分に作品として面白いです!

あくまで、全体を占める要素として考えて頂ければと思います。

今回紹介する「学園ミステリ」は主に、シリーズ物の作品を紹介したいと思いますので、宜しくお願いします。

 

また、学園ミステリについて詳しく知りたい、という方は下記ページもご確認下さい。

 

www.snowman-bookshelf.com

 

 

1.理由あって冬に出る(市立高校シリーズ)

 

芸術棟に、フルートを吹く幽霊が出るらしい―吹奏楽部は来る送別演奏会のため練習を行わなくてはならないのだが、幽霊の噂に怯えた部員が練習に来なくなってしまった。幽霊を否定する必要に迫られた部長に協力を求められ、葉山君は夜の芸術棟へと足を運ぶが、予想に反して幽霊は本当に現れた!にわか高校生探偵団が解明した幽霊騒ぎの真相とは?コミカル学園ミステリ。第16回鮎川哲也賞佳作入選、期待の新鋭のデビュー作。

   

学園要素   ★★★★★

ミステリ要素 ★★★★☆

   

堂々と、胸を張ってこれぞ「学園ミステリ」と紹介できるシリーズ作品。
高校を舞台としていて、謎も青春要素もふんだんに盛り込まれている作品だ。

甘酸っぱくも、厳しい現実を描いていますよね。
ミステリも日常の謎から、死体も登場するような事件まで取り扱っていて楽しいです。

   

2.氷菓(古典部シリーズ)

 

いつのまにか密室になった教室。毎週必ず借り出される本。あるはずの文集をないと言い張る少年。そして『氷菓』という題名の文集に秘められた三十三年前の真実―。何事にも積極的には関わろうとしない“省エネ”少年・折木奉太郎は、なりゆきで入部した古典部の仲間に依頼され、日常に潜む不思議な謎を次々と解き明かしていくことに。さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリ登場!第五回角川学園小説大賞奨励賞受賞。

   

学園要素   ★★★★★

ミステリ要素 ★★★☆☆

   

学園ミステリの傑作、といえばこの古典部シリーズ!
いわゆる日常の謎を取り扱った、古典部の成長を描く物語だ。

思春期の心理描写をとても綺麗に繊細に描いています。
謎も人の複雑な気持ちを汲んだ、辛いモノから温かいモノまであります。

 

www.snowman-bookshelf.com

 

   

3.春期限定いちごタルト事件(小市民シリーズ)

 

小鳩君と小佐内さんは、恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある高校一年生。きょうも二人は手に手を取って清く慎ましい小市民を目指す。それなのに、二人の前には頻繁に謎が現れる。名探偵面などして目立ちたくないのに、なぜか謎を解く必要に迫られてしまう小鳩君は、果たしてあの小市民の星を掴み取ることができるのか?新鋭が放つライトな探偵物語、文庫書き下ろし。

   

学園要素   ★★★☆☆

ミステリ要素 ★★★☆☆

   

これも米澤穂信の傑作の学園探偵小説。
ちょっと変わった登場人物たちが、様々な謎を解いていくぞ。

小鳩君と小佐内さんの二人がとてもいい味を出している作品ですね。
この二人を中心に物語が回っているので、学園要素はやや少なめかも?

   

4.午前零時のサンドリヨン(酉乃初の事件簿シリーズ)

 

ポチこと須川くんが一目惚れしたクラスメイトの女の子、不思議な雰囲気を纏う酉乃初は、凄腕のマジシャンだった。放課後にレストラン・バー『サンドリヨン』で腕を磨く彼女は、学内の謎を抜群のマジックテクニックを駆使して解いていく。それなのに、人間関係には臆病で心を閉ざしがち。須川くんは酉乃との距離を縮められるのか―。“ボーイ・ミーツ・ガール”ミステリの決定版。第19回鮎川哲也賞受賞作。

   

学園要素   ★★★★★

ミステリ要素 ★★★☆☆

   

こちらが相沢紗世のデビュー作品になっているぞ。
マジシャンのヒロインが華麗に学園の謎を解いていく物語だ。

主人公の須川君との恋愛物語でもあるんですね。
どちらも人間関係に臆病で、二人の距離が中々縮まず甘酸っぱいです。

   

5.マツリカ・マジョルカ(マツリカシリーズ)

 

柴山祐希、高校1年。クラスに居場所を見付けられず、冴えない学校生活を送っていた。そんな彼の毎日が、学校近くの廃墟に住む女子高生マツリカとの出会いで一変する。「柴犬」と呼ばれパシリ扱いされつつも、学校の謎を解明するため、他人と関わることになる祐希。逃げないでいるのは難しいが、本当は逃げる必要なんてないのかもしれない…何かが変わり始めたとき、新たな事件が起こり!?やみつき必至の青春ミステリ。

   

学園要素   ★★★★★

ミステリ要素 ★★★☆☆

   

廃墟に住む「ドSの魔女」とのちょっと奇妙な物語。
学園の謎の調査を命じられた柴山君の切ない青春学園ミステリだ。

このマツリカさんの色気が高校生とは思えないですね。
こんな美人に命令されれば、何でも喜んでやってしまいそうです。

   

6.解体諸因(タック&タカチシリーズ)

 

六つの箱に分けられた男。七つの首が順繰りにすげ替えられた連続殺人。エレベーターで16秒間に解体されたOL。34個に切り刻まれた主婦。トリックのかぎりを尽くした九つのバラバラ殺人事件にニューヒーロー・匠千暁が挑む傑作短編集。新本格推理に大きな衝撃を与えた西沢ミステリー、待望の文庫化第一弾。

   

学園要素   ★★☆☆☆

ミステリ要素 ★★★★☆

   

学園ミステリとして、紹介していますがこの第1作品目は実は「社会人」。
年齢がコロコロ変わるのが、本シリーズの特徴なので悪しからず。

学生の物語が多いので、「学園ミステリ」として紹介しました。
ミステリ要素がどちらかと言えば強め。動機が変わっているのも作者の特徴です。

 

www.snowman-bookshelf.com

 

   

7.空飛ぶ馬(円紫さんと私シリーズ)

 

女子大生と円紫師匠の名コンビここに始まる。爽快な論理展開の妙と心暖まる物語。

   

学園要素   ★★☆☆☆

ミステリ要素 ★★★☆☆

   

日常の謎の元祖と呼ばれているシリーズ。
このシリーズも学生から大人へと成長して、今や一児の母に成長してしまってるぞ。

学園要素はやや少ないですが、とても綺麗な文体で読みやすいです。
日常の謎を取り扱っているだけあって、繊細な人物描写が特徴です。。

 

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8.Another(Anotherシリーズ)

 

夜見山北中学三年三組に転校してきた榊原恒一は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。同級生で不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みる恒一だが、謎はいっそう深まるばかり。そんな中、クラス委員長の桜木が凄惨な死を遂げた!この“世界”ではいったい何が起きているのか!?いまだかつてない恐怖と謎が読者を魅了する。名手・綾辻行人の新たな代表作となった長編本格ホラー。

   

学園要素   ★★☆☆☆

ミステリ要素 ★★★☆☆

   

ホラーミステリ、ということで紹介したぞ。
青春要素はあまりないが、代わりにホラー要素が強いぞ。

学園ホラーも一種の魅力かもしれませんが、恐ろしい……。
学生がどんどん死んでいくって、救いがあまりにもない……。

 

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9.学ばない探偵たちの学園(鯉ヶ窪学園探偵部シリーズ)

 

私立鯉ケ窪学園に転校した赤坂通は、文芸部に入るつもりが、何故か探偵部に入部してしまう。部長の多摩川と部員・八橋とともに部活動に励むなか、学園で密室殺人事件が発生!被害者は、アイドルを盗撮しようとしたカメラマン。妙な名前の刑事コンビや、個性派揃いの教師たちが事件をかき回すなか、芸能クラスのアイドルも失踪!学園が誇る探偵部の推理は。

   

学園要素   ★★☆☆☆

ミステリ要素 ★★★★☆

   

「探偵部」を舞台にした学園ミステリ。
青春学園はあまりなく、どちらかといえばミステリに力を入れているシリーズだ。

ユーモアミステリの著者が描く、学園ミステリ。
個性溢れる登場人物たちがバカ騒ぎするのも面白いです。。

   

10.“文学少女”と死にたがりの道化(文学少女シリーズ)

 

「どうかあたしの恋を叶えてください!」何故か文芸部に持ち込まれた依頼。それは、単なる恋文の代筆のはずだったが…。物語を食べちゃうくらい深く愛している“文学少女”天野遠子と、平穏と平凡を愛する、今はただの男子高校生、井上心葉。ふたりの前に紡ぎ出されたのは、人間の心が分からない、孤独な“お化け”の嘆きと絶望の物語だった―。野村美月が贈る新味、口溶け軽めでちょっぴりビターな、ミステリアス学園コメディ、開幕。

   

学園要素   ★★★★★

ミステリ要素 ★★☆☆☆

   

ライトノベルの今作品。
とてもスラスラと読めるので、一冊があっという間に読めるぞ。

本を食べる、というヒロインが斬新ですね。
学園要素は多くて、主人公たちの青春物語としてかなり面白いです。

   

最後に

自分で「学園要素」と「ミステリ要素」を設定しておきながら、かなり悩みました……。

あくまで私の主観になっていますから、参考程度にして下さい汗。

学園ミステリとして紹介しましたが、登場人物たちが成長して、大人になったり、作品によって年齢が変わってしまうものもあって苦労しました……。

シリーズもので、学生期間が長ければ「学園ミステリ」としましたが、その線引きが難しかったです。

まだまだ、学園が舞台な物語は数多くありますので、都度紹介させて頂きます。

皆さまも学園ミステリを読んであの頃を思い出してみてはどうでしょうか。

 

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