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【ホストクラブが舞台】〝インディゴの夜〟加藤 実秋 ―――夜の街で起こる事件の数々


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「インディゴ」という名前のホストクラブを舞台に起きるミステリだ。

へぇ。ホストクラブが舞台って中々ないですよね。

うむ。
だから、自ずと「夜の街」で事件が起きる事になる。

夜の街……。
恐ろしくもあるし、どこか妖艶ですよね。

概要

 

「クラブみたいなハコで、DJやダンサーみたいな男の子が接客してくれるホストクラブがあればいいのに」フリーライター・高原晶の一言から生まれた、渋谷のホストクラブ〈club indigo〉。店の評判は上々だが、なぜか次次と事件に巻き込まれる晶たち。それらを解決するために、個性的なホスト探偵団が夜の街を活き活きと駆け巡る!第10回創元推理短編賞受賞作を含む連作短編集(「BOOK」データベースより)

 

個人的ポイント

 

登 場 人 物 : やや多め。ホストが源氏名なので、ちょっと覚え辛い。

文   章   力  : 充分に読みやすい話でした。

テ   ー   マ    : 人との結束。そして夜の街の恐ろしさ。

ト リ ッ ク : トリックというよりも「行動力」に関心してしまいました(笑)

後   読   感  : すっきりとした読み応え。機会があれば是非とも次作を。

 

シリーズの第1作品目!
歌舞伎町で起きる、ちょっとブラックな事件が面白いぞ。

 

感想

 

今まで、数多くの推理小説を読んできましたが、ホストクラブが舞台になっている作品は、初めてでした。

正直に感想を申し上げるとミステリ要素はやや薄い感じがした作品です。

どちらかというと、ホストたちの団結や結束がメインになっている感じです。

ひとりが事件に巻き込まれると、ホストがひとりの為に全員が街を駆け回る。異常なフットワークの軽さです。

その結束力が発揮されるのが主人公でクラブ「インディゴ」のオーナーである「高原 晶」です。

名前から男女どっちか分かりませんが、40手前の女性です。女傑って言葉がしっくりくるような雰囲気を纏っています。

創元推理短編賞を受賞しているだけあって、クオリティは高いです。

常連客の死。疑いはインディゴのホストに……。

親戚の少女の誘拐。我儘な少女の行方は?

女子高生の写真を使った恐喝。恐喝の裏に潜む陰謀とは?

辞めたホストのSOS。そして、ボロボロの女性が現れて……。

……と、とてもバラエティに富んだ話ですが、この物語って「頭」よりも「足」を使って情報を集めるといった感じですね。あまり推理をしている感じは受けませんでした。

でも、これがこの小説の魅力なのです。登場人物たちのスキルやコネが思わぬ所で役に立つ。夜の街っていう舞台が謎を引き立てています。

そして、とてもメディアミックス化されています。ドラマもしている、舞台化もして、漫画化もしている。

恥ずかしい話ですが、 全く知りませんでした。機会があれば、手を出してみたいです。

 

夜の街がテーマだけあって、ブラックで怖い話が多かったです。
でも、インディゴのメンバーが登場すると安心感がありますね。

 

こんな人におススメです

 

・ホストクラブが舞台のミステリに興味がある人。

・ドラマを観て、面白かったと感じた人。

・サクッと手軽な短編集を読みたい人。

・ホストたちの団結や夜の歌舞伎町に興味ある人。