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【バカバカしいミステリ】たぬき探偵のミステリ講義 ~バカミスの作品紹介①~


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はじめに

今回は、バカバカしいミステリ小説の略して「バカミス」の紹介です。

シリーズ物のバカミスをひとつ。あとは同じ作者のバカミス作品を3作品。残りは単発の作品の合計10作品を紹介していきます。

あくまで、私が読んでみてこれは「バカミス」だな、と思った作品を紹介させて頂いておりますので、中には「普通のミステリじゃん」、「これを読んでバカミスだと思ったの?」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、私の主観となっておりますので、どうぞご容赦下さい<m(_ _)m>

そもそも、「バカミス」って何? という方は、下記の記事で紹介しているので、是非ともご確認下さい。

 

www.snowman-bookshelf.com

 

 

1.六枚のとんかつ

 

第3回メフィスト賞のとんでもミステリー 呆れるか、笑うか? ギャグと謎解きの革命的コラボレーション!! 空前絶後のアホバカ・トリックで話題の、第3回メフィスト賞受賞作がついに登場!新作『五枚のとんかつ』も併録。またノベルス版ではあまりに下品だという理由でカットされた『オナニー連盟』もあえて収録した、お得なディレクターズ・カット版。トリックがバレないように、必ず順番にお読みください。

   

私が「バカミスの作品」で思い浮かべたのが、このシリーズ作品だ。
全シリーズを通して馬鹿々々しく、笑える作品になっているぞ。

メフィスト賞受賞作品なんですか。
相変わらず、メフィスト賞は尖った賞ですね……。

   

 

 

2.六とん2

 

世紀の迷作、あの『六枚のとんかつ』が帰ってきた!今回はバカミスだけでなく、ラストの絵で謎が解ける半下石警部シリーズや、泣けると評判の「きみがくれたメロディ」、ボーナス・トラック「届かぬ想い・純愛ヴァージョン」など盛り沢山。トリックが見えちゃうので、ページをパラパラしないでくださいね。

   

「六枚のとんかつシリーズ」だが、今回はバカミスだけではない。
もちろんバカミスも収録されているので、バカミス目当ての人は安心してくれ。

「六とん2」というタイトルですが、中身はほとんど違いますね。
後半は素敵で美しい話ですね……。バカミス作品に収録されているとは思えません。

   

 

3.六とん3

 

バカミスから心暖まるファンタジーまで、『六とん』シリーズの最新作。下品で収録が危ぶまれた「×××殺人事件」や、タイムマシンで過去へ行き片想いの女性に告白する「秘めた想い」、運命の出逢いを描く「赤い糸」などドキドキのお話がいっぱい。

   

「六枚のとんかつシリーズ」だ。
これも「六とん2」と同じようにバカミスだけではなく、様々な作品が収録されているぞ。

表紙が可愛らしい女の子ですね。
11編の作品がありますがノン・シリーズが2/3ぐらいになっていますね。

   

 

4.六とん4 一枚のとんかつ

 

ある日曜日、六人が殺された。死体は岐阜・明智鉄道の六つの各停車駅の近所で発見され、犯人は電車を利用して犯行に及んだとみられる。最有力の容疑者には犯行時刻に鉄板のアリバイがあり、事件は迷宮入りする―「一枚のとんかつ」。他、全11編を収録。伝説のアホバカミステリが、さらにパワーアップして帰ってきたぞ。

   

「六枚のとんかつシリーズ」最新(最終?)巻だ。
この作品もバカミス作品以外にも様々なジャンルが収録されていてお得な一冊だ。

これも11作品が収録されているんですね。
そして、著者近影がイケメンなんです。とてもビックリです。

   

 

5.しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術

 

二代目教祖の継承問題で揺れる巨大な宗教団体“惟霊講会”。超能力を見込まれて信者の失踪事件を追うヨギガンジーは、布教のための小冊子「しあわせの書」に出会った。41字詰15行組みの何の変哲もない文庫サイズのその本には、実はある者の怪しげな企みが隠されていたのだ―。マジシャンでもある著者が、この文庫本で試みた驚くべき企てを、どうか未読の方には明かさないでください。

   

これのどこがバカミスなんだ? と思いながら読んだ作品。
是非とも、最後まで読んでみてあなたなりの「しあわせ」を掴んでくれ。

な、なんというバカミス作品。
作者の労力には頭が下がりますね……。

   

 

6.四神金赤館銀青館不可能殺人

 

花輪家が所有する銀青館に招待されたミステリー作家屋形。嵐の夜、館主の部屋で起きた密室殺人、さらに連鎖する不可能殺人。対岸の四神家の金赤館では、女の「殺して!」という絶叫を合図に凄惨な連続殺人の幕が切って落される。両家の忌まわしい因縁が呼ぶ新たなる悲劇!鬼才が送る、驚天動地のトリック。

   

この作者は「バカミス」の作品を多く書くことで有名な人だ。
本書もしっかりと「バカミス作品」として仕上がっている肩慣らしには丁度いいかもな。

表紙やあらすじを見る限り、バカミスの雰囲気は全然伝わってきませんが……。
一体どんな仕掛けが施されているのか、とても気になります。。

   

 

7.三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人

 

「4月9日(金)午前0:20にお越しください。お目にかかれるときを楽しみにしております。黒鳥館主人」招待状を手に東亜学芸大生・西大寺俊は黒鳥館と名づけられた壮麗な洋館に赴く。招待客は全員無作為に選ばれたという。ウェルカムドリンクを主人から受け取った西大寺は、館内の完全な密室で怪死。呪われた館を舞台とした凄惨な連続殺人の火蓋が切って落とされる―。復讐のため建てられた館で繰り広げられる大惨劇。

   

この作品こそ、倉阪鬼一郎のバカミス作品の最高傑作だと思っているぞ!
小さな違和感が積み重なって、驚愕なトリックになっているぞ! 

これは、文庫化不可能な作品ですね……。
とても作者が努力して作り上げた作品というのが伝わってきますね。

   

 

8.八王子七色面妖館密室不可能殺人

 

八王子の一角にある七色に外壁を塗られた洋館、七色面妖館は魔術・拷問・占星術・邪教など、倒錯的なテーマをもつ七つの部屋を擁している。各部屋に収められた財宝を目当てに訪れる、一癖ある客たちを惨劇が襲う。魔術研究家が密室内で刺殺される事件を皮切りに連続する七つの不可能殺人。館主の依頼を受けた探偵、宵内初二は、すべての謎を解き、七色面妖館に隠された大きな秘密に肉薄するが…。

   

今回は「暗号」をテーマにしたバカミス作品になってるぞ。
相変わらずの手腕と努力には脱帽だ!

また、なんという苦労を……。
ここまでくると、作者自身がバカミスを愛してやまないんでしょうね。

   

 

9.黒い仏

 

九世紀の天台僧・円載にまつわる唐の秘宝探しと、一つの指紋も残されていない部屋で発見された身元不明死体。無関係に見える二つの事柄の接点とは?日本シリーズに沸く福岡、その裏で跋扈する二つの力。複雑怪奇な事件の解を、名探偵・石動戯作は、導き出せるのか?賛否両論、前代未聞、超絶技巧の問題作。

   

これも読者が馬鹿々々しくて壁に投げつける本、として有名だ。
確かに賛否両論別れる作品なのは間違いない。私はもちろん「賛」だ。

クトゥルー神話をテーマにしている作品なんですね。
それにしても、トリック(?)がとんでもなくぶっ飛んでいますね……。

   

 

10.屍の命題

 

とある湖畔の別荘に集められた6人は、やがて全員が死体となって発見された。なぜか死亡時刻も死因もバラバラだった。「犯人」は何を意図していたのか。究極の「雪の山荘」ミステリついに刊行。

   

あらすじを読む限り「そして誰もいなくなった」を彷彿とさせる作品だが……。
バカミスと思わず、読むと正統派のクローズド・サークル作品だと思うだろう。

冒頭から「読者への挑戦」が挿入されているんですね。
しかし、雰囲気は新本格派を彷彿とさせるのに、オチがまさかの……。

 

 

最後に

読んだことのある作品があったでしょうか?

未読の本があった場合は「一体どんなトリックが施されているんだろう」「どんな馬鹿々々しい結末なんだろう」と疑って読んでみて下さい。

そして、盛大に騙されて大笑いしてみては如何でしょうか。

他にも紹介したいバカミスはありますが、今回はこの10作品の紹介までとさせて頂きます。

次回もシリーズ作品のバカミスが控えていますので、どうぞご期待下さい。

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