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【死体消失の謎!】〝魔王城殺人事件〟歌野 晶午―――冒険先は魔王が棲む悪の城?


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今回は講談社ミステリーランド企画の「魔王城殺人事件」を紹介するぞ。

確か「かつて子どもだったあなたと少年少女のための――」の本でしたっけ。

その通り。
内容は子供向けになっているが、大人でも充分に楽しめる作品になっているぞ。

それは楽しみですね。
タイトルもとっても魅力的です。

概要

 

星野台小5年1組の佐藤翔太たちは、探偵クラブ「51分署捜査1課」を結成する。二学期最初の活動は、町はずれに建つ洋館“デオドロス城”のガサ入れ。潜入直後、突然ゾンビ女(?)が現れ、庭の小屋の中で消失する。後日、再潜入した翔太らは、今度は小屋の中で死体を発見する。本格ミステリの楽しさ満載の一冊。(「BOOK」データベースより)

 

個人的ポイント

 

登 場 人 物 : 子供たちが殆ど。童心に帰れるような主人公。

文   章   力  : わざと幼く書いている文章。

テ   ー   マ    : 童心を取り戻す。講談社ミステリーランドの企画。

ト リ ッ ク : 本格物らしく、大胆なトリックでした。

後   読   感  : 子供の頃が懐かしくなる話でした。

 

短い作品だが、読み応えは充分。
久しぶりに古き良き本格物のトリックだったぞ。

 

感想

 

300ページもない長編推理小説で、章もすぐに別れるから、スイスイと読めてあっという間に読了できます。

好奇心旺盛な子供たちが、町で噂になっている「デオドロス城」へ冒険へ!

何でもその屋敷は、そんな噂が絶えない怪しいお屋敷。RPGゲームのボスが棲む城にそっくり。子供たちは「デオドロス城」と名付けた。

しかし主人公の子供たちがその屋敷で目撃したのは、ふらふらと血色が悪いまるでゾンビのような女性! しかもその女性は、奇妙な4つの扉がある部屋に入り込んだきり出てこない。気になって覗くも何とゾンビ女は消失していた……。

後日、学校で捜査会議をしているとクラスの女子からも興味深い話を聞くことに。

何でも、その女子のお兄さんも昔、「デオドロス城」のその曰く付きの部屋にサッカーボールを置いたことがあるらしい。しかも、いつの間にかサッカーボールは消えて、何故か校門の前に出現したのだという。

もしや、その部屋は転送装置なのでは? と意見も上がる。

真偽を確認しに、再度少年たちは「デオドロス城」へと向かうが、その曰く付きの部屋で発見したのは死体だった! そして、また目を離した隙に死体は消えて、遠く離れた大阪に出現したのである。

一体、どういうこと?

と、子供でもなくともワクワクする展開でした。

奇妙な屋敷。

怪しいゾンビ女。

死体消失。

しかも遠く離れた場所に移動。

そして、大胆なトリック!

推理小説好きには好物ばかりで垂涎ものの話ですよね。推理小説がハマった頃を思い出して童心に帰ることが出来ました。

最近は、こういった大胆なトリックを扱った作品が減って来たような気がするので、もっと増えてきて欲しいな、と思いました。

 

古き良き本格推理小説を思い出した作品でした……。
こういった経験を経て、立派な大人になって欲しいですね……。

 

こんな人におススメです

 

・本格推理小説を読みたい人。

・サクッと長編作品を読みたい人。

・童心に戻りたい人。

・密室からの消失トリックを読みたい人。