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【作者VS読者】たぬき探偵のミステリ講義 ~読者への挑戦の作品紹介②~


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はじめに

今回は、作者VS読者の「読者への挑戦」の第2弾です。

前回はシリーズものが多かったですが、今回は単発のモノが多いので、気軽に挑戦できると思います。

そもそも、「読者への挑戦」って何? という方は、下記の記事で紹介しているので、是非ともご確認下さい。

www.snowman-bookshelf.com

 

第1弾について下記のページをご確認下さい。
www.snowman-bookshelf.com

 

 

1.占星術殺人事件

 

 

密室で殺された画家が遺した手記には、六人の処女の肉体から完璧な女=アゾートを創る計画が書かれていた。その後、彼の六人の娘たちが行方不明となり、一部を切り取られた惨殺遺体となって発見された。事件から四十数年、迷宮入りした猟奇殺人のトリックとは!?名探偵御手洗潔を生んだ衝撃作の完全版登場!

   

推理小説の中でも特に名高い作品だ。
一度くらい耳にしたことがある作品ではないかね?

確かに、聞いたことがあるタイトルではあります。
特にトリックがとても優れている作品らしいですね。

   

 

 

2.斜め屋敷の犯罪

 

北海道の最北端・宗谷岬に傾いて建つ館―通称「斜め屋敷」。雪降る聖夜にこの奇妙な館でパーティが開かれたが、翌日、密室状態の部屋で招待客の死体が発見された。人々が恐慌を来す中、さらに続く惨劇。御手洗潔は謎をどう解くのか!?日本ミステリー界を変えた傑作が、大幅加筆の改訂完全版となって登場!

   

これは「占星術殺人事件」で探偵役を務めた「御手洗潔シリーズ」の2作品目だ。
これも、特にトリックが秀でている作品だ。

王道のミステリでこの作品も評価が高いです。
初期の島田荘司氏の作品はどれもトリックに重点を置いた作品が多いですね。

   

 

3.眼球堂の殺人 ~The Book~

 

神の書、“The Book”を探し求める者、放浪の数学者・十和田只人が記者・陸奥藍子と訪れたのは、狂気の天才建築学者・驫木煬の巨大にして奇怪な邸宅“眼球堂”だった。二人と共に招かれた各界の天才たちを次々と事件と謎が見舞う。密室、館。メフィスト賞受賞作にして「堂」シリーズ第一作となった傑作本格ミステリ!

   

「堂シリーズ」と呼ばれている作品の第1作品目だ。
メフィスト賞受賞作品でもあって「本格ミステリ」の名に相応しい傑作だ。

理系×クローズド・サークル作品でとても読み応えある一冊!
この「読者への挑戦」ってメフィスト賞受賞作品が多いですよね。

   

 

4.冷たい校舎の時は止まる(上下)

 

雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろう―。第31回メフィスト賞受賞作。

   

この作品もメフィスト賞受賞作品だ。
上下巻で読み応え抜群の一冊で、学校に閉じ込められた生徒たちを細かく描写するぞ。

この辻村深月さんは、綾辻行人の大ファンらしいですね。
何でも、デビューの際に「辻」を頂いたのだとか。

   

 

5.○○○○○○○○殺人事件

 

アウトドアが趣味の公務員・沖らは、仮面の男・黒沼が所有する孤島での、夏休み恒例のオフ会へ。赤毛の女子高生が初参加するなか、孤島に着いた翌日、メンバーの二人が失踪、続いて殺人事件が。さらには意図不明の密室が連続し…。果たして犯人は?そしてこの作品のタイトルとは?第50回メフィスト賞受賞作。

   

これもメフィスト賞受賞作品だ。
前代未聞の「タイトル当て」の作品で読みやすい作品になっているぞ。

かなり話題となった作品でもありますよね。
そんなにボリュームもないし、すいすい読める作品になっています。

   

 

6.天帝のはしたなき果実

 

勁草館高校の吹奏楽部に所属する古野まほろは、コンテストでの優勝を目指し日夜猛練習に励んでいた。そんな中、学園の謎を追っていた級友が斬首死体となって発見される。犯人は誰か?吹奏楽部のメンバーによる壮絶な推理合戦の幕が上がる!青春×SF×幻想の要素を盛り込んだ、最上かつ型破りな伝説の本格ミステリ小説が完全改稿され文庫化。

   

またまた、メフィスト賞受賞作品だ。
とても厚い一冊なので、読み応えは充分。是非覚悟して読み始め給え。

文章にかなり癖がある作家でもあります。
しかし、この文章に虜になる人が多いことも事実です。是非とも一度読んでみては。

   

 

7.三幕の殺意

 

昭和四十年十二月初旬。名峰、燧ヶ岳が目の前にそびえる尾瀬沼の湖畔に建つ、朝日小屋。その冬はじめての雪が降り積もる夜、離れに住む日田原聖太が頭を殴打され、殺された。山小屋には被害者に殺意を抱く複数の男女が宿泊していた。容疑者の一人でもある、刑事の津村武彦を中心に、お互いのアリバイを検証してゆくが…。叙述トリックの名手として独自の世界を築いた著者の遺作。

   

アリバイ崩しをテーマにした「読者への挑戦」が挿入されている一冊だ。
「謎の男」の正体は果たして、誰なのか? 

古き良き名作って感じの一冊ですね。
著者が亡くなる一年前に出版された遺作なので、とてもしみじみしました。

   

 

8.雪密室

 

誇り高い美女からの招待で信州の山荘に出かけた法月警視だが、招待客が一堂に会したその夜、美女が殺される。建物の周囲は雪一色、そして彼女がいたはずの離れまで、犯人らしい人物の足跡もついていないのだ。この奇怪な密室殺人の謎に法月警視の息子綸太郎が挑戦する。出色本格推理。

   

法月綸太郎が活躍するシリーズ作品。
タイトル通り「雪の密室」をテーマにしている作品だぞ。

雪の密室の代表作品でもありますよね。
法月綸太郎のシリーズはどれもクオリティが高いです。

   

 

9.夜想曲(ノクターン)

 

同期会が催された山荘で三日三晩に三人のメンバーが絞殺された。俳優の桜木も会に参加していたが、なぜか、その間の記憶が抜け落ちていた。ただ、ひとつロープで他人の首を絞めた生々しい感触を除いては…。そしてその追い打ちをかけるように何者かからワープロ原稿が送られてきた。そこには空白の三日間が小説として再現され、桜木を真犯人として断罪していたが…。トリック&ロジックの本格派が新たに叩きつける「読者への挑戦状」。長編ミステリ。

   

絶版になってしまっているが、電子書籍で購入できる一冊だ。
あまり厚くない本なので、すんなりと読むことが出来るぞ。

三日三晩に三人のメンバーが殺害……。
そこにある「仕掛け」が施されたクローズド・サークル×読者への挑戦ですか……。

   

 

10.どんどん橋、落ちた

 

ミステリ作家・綾辻行人のもとに持ち込まれる“問題”はひと筋縄ではいかないものばかり。崩落した“どんどん橋”の向こう側で、燃える“ぼうぼう森”の中で、明るく平和だったはずのあの一家で…勃発する難事件の“犯人”は誰か?本格ミステリシーンを騒然とさせた掟破りの傑作集、新装改訂版で登場!

   

綾辻行人の短編小説だ。
しかし、どの話も「問題編」と「解決編」があって楽しく読めるぞ。

まさか、こんなぶっ飛んだ謎だとは思いも寄りませんでした……。
でもこれが綾辻行人の真骨頂でもあるんですよね。

 

 

最後に

今回は、一部シリーズ作品+単発の作品を紹介致しました。

まだまだ「読者への挑戦」がある作品はありますので、これからも紹介していきたいと思います。

皆さんも是非とも「読者への挑戦」に参加してみては如何でしょうか?

次回もお楽しみにしていて下さい。

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