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【霊に苦しむ家族】〝ゴーストハント2 人形の檻〟小野 不由美―――怪談シリーズ第2弾


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前作の「ゴーストハント1 旧校舎怪談」の続編「人形の檻」を紹介するぞ。

前作はそこまで怖くなかったので、ぼくでも楽しめる作品ですよね?

いや。
今作は、前作を遥かに凌駕する恐ろしさだぞ……。

ええ……。震えながら読むことになるんですね……。

概要

 

古い瀟洒な洋館で頻発するポルターガイスト現象。なぜかまたもや合流することになった霊能者軍団とともに、さっそく調査を開始したSPR一行。そんな彼らを嘲笑うかのように、怪しい物音やポルターガイスト現象は激化する。やがて麻衣は、一家の一人娘・礼美の持つアンティークドールが不穏な気を放っていることを察知し、ナルは家を覆う悪意を科学的に執拗に調査してゆく。小野不由美のホラーの原点といえる傑作!(「BOOK」データベースより)

 

個人的ポイント

 

登 場 人 物 : 前作から個性的なキャラクターが登場します。

文   章   力  : 上手です。読みやすくて楽しい。

テ   ー   マ    : 「家族」や「子供」を思い浮かびました。

ト リ ッ ク : 奥が深い。事件の奥にある現象に納得です。

後   読   感  : 続きが気になる! 早く次回作品を読みたいです。

 

前作よりも、グッとホラー要素が増した今作。
前作でちょっと物足りなかったな、という人は是非とも読んで欲しい作品だ。

 

感想

 

1巻とは全く趣が違う1冊でした。

1巻は、旧校舎で起こる怪異現象を科学的なアプローチで解決していくのに対し、今回起きる現象はすべて霊!

それを霊能力で対抗していく、という話でした。

とある屋敷で起こる怪異現象の謎を突き止めていくのは、ミステリ的な要素もあり、個人的にはとても楽しく読めました。

悪霊といっても、そこには必ず原因がある。

どんな悪霊がいるのか?

何故、悪霊が居つくようになったのか?

どうして悪霊は、霊的現象を発生させるのか?

どうやったら、悪霊を成仏させることができるのか?

こういった疑問をすべて解決させてくれます。

こういった謎のひとつひとつを丁寧に解明していくのは、ミステリ好きとしてはとても嬉しい。ナルの科学的機械を用いて石橋を叩いて進んでいく方法も、とても好感が持てました。

そして、肝心の怪異の正体。

個人的に、こうやって正体を暴かれていく時間がとても好きなんです。

過去に遡って、家や土地、家族などの構成を洗っていく……。こうやって外堀を埋めて原因を追究していくのは、このシリーズの醍醐味ですよね。

更に、遂に悪霊VS霊能力者たち!

自分たちの得意分野を駆使して悪霊に立ち向かうのは熱い展開ですよね。蘊蓄や豆知識を披露するのも、とてもタメになります(*'▽')

そして除霊の方法がないと思いきやの、まさかの手段が!

こうやって読者の意表を突いていくのも大好きです。

個人的にはとても満足できた一冊でした。私的にはザ・ホラー小説って感じの1冊でした(^^♪

 

ついにゴーストハントが始動、って感じですね。
怖かったですが、続編もとても気になります!

 

こんな人におススメです

 

・前作のゴーストハントを読んでいる人。

・前作よりもがっつりとしたホラー作品を読みたい人。

・個性的で魅力的な登場人物たちが協力して除霊する話を読みたい人

・ミステリ要素もあるホラー小説を読みたい人。