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【青春×クローズド・サークル】《あかずの扉》研究会シリーズ【霧舎 巧】


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シリーズの特徴と順番

 このシリーズ作品は、順番通りに読むことを推奨します。

《あかずの扉》研究会という大学のサークルメンバーたちが、館や島、洞窟などで発生する殺人事件に巻き込まれていく、というのが本作品の特徴です。

大掛かりなトリックや謎が特徴的でもありますが、このシリーズの最大の特徴はやはり、魅力的な登場人物たちです。

 

・二本松 翔……このシリーズの語り手。書記担当で大の推理小説好き。

・後動 悟……研究会の会長。事件とはあまり関わらないが最終的にいつも事件を解決する。

・鳴海 雄一郎……自称「名探偵」。会長に劣らない推理力を持ち、強い信頼関係がある。

・大前田 丈……「鍵」ならば何でも開けてしまう。通称「ジョーマエ」。

・森 咲枝……超能力の持主。未来が視えることがあるが抽象的で、本人にもよく分からない。

・由井 広美……広報担当。カケルと一緒にいることが多い。

 

こんなサークルの面々が殺人事件の謎を追うんです。

面白くないはずがないですよね?

 

このシリーズの特徴としては、以下の通りです。

 

・大学生が活躍するクローズド・サークル作品が読みたい人。

・青春要素がある推理小説を読みたい人。

・度肝を抜くトリックを読んでみたい人。

・個性豊かなサークルメンバーたちの活躍を読みたい人。

 

ひとつでも自分に興味がある項目があれば、是非とも読んでみては如何でしょうか?

 

シリーズの紹介

 

1.ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ

 

北沢大学新入生のぼく=二本松翔は、サークル“あかずの扉”研究会に入会した。自称名探偵、特技は解錠などクセ者ぞろいのメンバー六人が、尖塔の屹立する奇怪な洋館“流氷館”を訪れた時、恐るべき惨劇の幕が開く。閉鎖状況での連続殺人と驚愕の大トリック!本格推理魂あふれる第十二回メフィスト賞受賞作。

   

メフィスト受賞作品!
個性的なサークルメンバーが勢ぞろい! 彼らの活躍が余すことなく発揮されるぞ!

奇妙な館で起きる連続殺人事件……。
オーソドックスながらも、大胆な仕掛けに細かい伏線の数々に感服しました!

 

2.カレイドスコープ島 《あかずの扉》研究会竹取島へ

 

八丈島沖にひっそりと隣り合う月島と竹取島。古くからの因習に呪縛され、月島の一族に支配され続けている双つの島を、“あかずの扉”研究会の六人が訪れた時、血も凍る連続殺人の万華鏡が回転を始めた。一族に伝わる秘宝が島の後継者を次々と殺戮する怪!本格推理の気鋭が放つ孤島ミステリーの奇跡的傑作。

   

横溝正史の「獄門島」を意識した作ったと言われる今作品。
ストーリーの背景や雰囲気に獄門島を感じられるぞ。

700ページぐらいあるのに、怒涛の展開で全く飽きません。
本格ミステリが大好きな人が書いたんだなぁ、というのがひしひしと伝わってきますね。

 

3.ラグナロク洞 《あかずの扉》研究会影郎沼へ

 

嵐による土砂崩れで奇怪な洞窟に閉じ込められた“あかずの扉”研究会のメンバーを襲う連続殺人。作中で示される“ダイイング・メッセージ講義”に倣うかのように、不可解な文字と言葉が連発される。死者たちを結ぶ“神々の黄昏”神話の根源を読み解け!本格推理の王道をいく、堂々の超技巧派ミステリー。

   

土砂崩れによって洞窟に閉じこめられてしまったメンバーたち。
しかも連続殺人犯と一緒に、というのが今作のポイントだな。

密室殺人に、ミッシングリンクに、見立て殺人……。
「ダイイング・メッセージ講義」も読みどころのひとつですね!

 

4.マリオネット園 《あかずの扉》研究会首吊塔へ

 

死者からの手紙が“あかずの扉”研究会に届けられた。多重にして難解な暗号に導かれた先に妖しく聳える斜塔こそ、閉鎖されたテーマパーク内の自殺の名所・首吊塔であった。塔内を乱舞する首吊り死体は自殺か他殺か?本格推理の旗手が趣向を凝らして贈る“フーダニット”の到達点。殺意の操り人形は誰だ。

   

今回の事件の発端は「死者からの手紙」。そそる導入だろ?
そして、事件の舞台は自殺の名所「首吊塔」だ。

色んな要素が詰め込まれた一冊です。
これがこの作品の醍醐味ともいえますが、相変わらず「伏線」の張り方が面白いです!

 

最後に

 ボリュームがあって、色んな要素を詰め込んだ作品を読みたい、という方は是非ともこの作品をおススメします。

学生たちが自分たちの力で謎を解いていくのってひとつの大きな魅力ですよね(^^♪

どの作品も600ページを超える大長編ですから、じっくりと腰を据えて読むことをおススメいたします!

 

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