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【ハズレがない!】貴志祐介のノンシリーズの作品紹介


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はじめに

 今回は貴志祐介(きしゆうすけ)さんの作品を紹介したいと思います。

 

私が初めて読んだ貴志祐介の作品は「黒い家」でした。

これを読んだ時の、感想は今もありありと思い出せます。

 

「なんて本を読んでしまったのだろう」、という嬉しさや後悔で、呆然としていました。

 

それから私は貴志祐介の本を貪るように読みました。

そのすべてが面白い!

そして、禍々しくも、読む手が止められない。

こんな作家他にいるでしょうか……。

 

まだ、貴志祐介の作品を読んだことがない人は、是非とも参考にしてみて下さい。

本当にハズレがない作家さんなんです。

 

この作者の特徴としては、以下の通りです。

 

・筆力が高く、人間という本質を上手に書いている。

・人間の狂気や欲望を描いたホラーを手掛ける。

・メディア化が多い。

・幅広いジャンルを手掛ける。

 

ひとつでも自分に興味がある項目があれば、是非とも読んでみては如何でしょうか?

 

作品一覧

 

1.十三番目の人格 ISOLA

 

賀茂由香里は、人の強い感情を読みとることができるエンパスだった。その能力を活かして阪神大震災後、ボランティアで被災者の心のケアをしていた彼女は、西宮の病院に長期入院中の森谷千尋という少女に会う。由香里は、千尋の中に複数の人格が同居しているのを目のあたりにする。このあどけない少女が多重人格障害であることに胸を痛めつつ、しだいにうちとけて幾つかの人格と言葉を交わす由香里。だがやがて、十三番目の人格「ISOLA」の出現に、彼女は身も凍る思いがした。第三回日本ホラー小説大賞長編賞佳作。

   

貴志祐介のデビュー作品!
多重人格をテーマに扱った作品だぞ。

デビュー作品でこのクォリティとは恐ろしいですね……。
そしてこんなゾクッとさせるとは……。

 

2.黒い家

 

若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。ほどなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。信じられない悪夢が待ち受けていることも知らずに…。恐怖の連続、桁外れのサスペンス。読者を未だ曾てない戦慄の境地へと導く衝撃のノンストップ長編。第4回日本ホラー小説大賞大賞受賞作。

   

映画化もされた作品だぞ。
ホラー作品だが幽霊が出てくる訳じゃない「人の狂気」を上手に書いている。

映画の出来も素晴らしく良いんですよね。
本当に怖いのは「人」だって改めて認識する作品ですよね。

3.天使の囀り

 

北島早苗は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医。恋人で作家の高梨は、病的な死恐怖症だったが、新聞社主催のアマゾン調査隊に参加してからは、人格が異様な変容を見せ、あれほど怖れていた『死』に魅せられたように、自殺してしまう。さらに、調査隊の他のメンバーも、次々と異常な方法で自殺を遂げていることがわかる。アマゾンで、いったい何が起きたのか?高梨が死の直前に残した「天使の囀りが聞こえる」という言葉は、何を意味するのか?前人未到の恐怖が、あなたを襲う。

   

私は貴志祐介のホラー小説ではこの作品が一番恐ろしいと思っているぞ。

また幽霊とかは出ない代わりに、奇病がテーマになっているんですね……。
かなりグロイ作品です……。

 

4.クリムゾンの迷宮

 

藤木芳彦は、この世のものとは思えない異様な光景のなかで目覚めた。視界一面を、深紅色に濡れ光る奇岩の連なりが覆っている。ここはどこなんだ? 傍らに置かれた携帯用ゲーム機が、メッセージを映し出す。「火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された……」それは、血で血を洗う凄惨なゼロサム・ゲームの始まりだった。『黒い家』で圧倒的な評価を得た著者が、綿密な取材と斬新な着想で、日本ホラー界の新たな地平を切り拓く、傑作長編。

   

私が選ぶ貴志祐介ベスト1の小説がこの作品だ!
絶対に読んで欲しい作品でもあるぞ!

サバイバルホラー小説とでもいう作品でしょうか……。
グイグイと読ませる作品ですね……。

5.青の炎

 

櫛森秀一は、湘南の高校に通う十七歳。女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹との三人暮らし。その平和な家庭の一家団欒を踏みにじる闖入者が現れた。母が十年前、再婚しすぐに別れた男、曾根だった。曾根は秀一の家に居座って傍若無人に振る舞い、母の体のみならず妹にまで手を出そうとしていた。警察も法律も家族の幸せを取り返してはくれないことを知った秀一は決意する。自らの手で曾根を葬り去ることを…。完全犯罪に挑む少年の孤独な戦い。その哀切な心象風景を精妙な筆致で描き上げた、日本ミステリー史に残る感動の名作。

   

倒叙ミステリの代表作ともいえる作品!
感動の長編でもあるぞ!

確かこの作品も映画化されていますね。
映画の方も評判は上々らしいですね!

6.新世界より

 

1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖(かみす)66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。周囲を注連縄(しめなわ)で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。「神の力(念動力)」を得るに至った人類が手にした平和。念動力(サイコキネシス)の技を磨く子どもたちは野心と希望に燃えていた……隠された先史文明の一端を知るまでは。

   

貴志祐介が描くSFの超大作!
上中下とあるが一気読み確実な徹夜本だぞ!

これはアニメ化した作品でもありましたね。
貴志祐介のSF作品とは、かなり気になりますね。

7.悪の経典

 

とびきり有能な教師がサイコパスだったとしたら、その凶行は誰が止められるのか? 晨光学院町田高校の英語教師、蓮実聖司はルックスの良さと爽やかな弁舌で、生徒はもちろん、同僚やPTAから信頼され彼らを虜にしていた。そんな〝どこから見ても良い教師〟は、実は邪魔者は躊躇いなく排除する共感性欠如の殺人鬼だった。少年期、両親から始まり、周囲の人間をたいした理由もなく次々と殺害してきたサイコパス。美形の女生徒をひそかに情婦とし、同僚の弱みを握って脅迫し、〝モリタート〟の口笛を吹きながら、放火に殺人にと犯行を重ねてゆく。 社会から隔絶され、性善説に基づくシステムである学校に、サイコパスが紛れこんだとき――。ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー傑作長編。 デビュー以来、著者のテーマである〝心を持たない人間〟を中心に据えたピカレスクロマン。「悪の教典」を現在とするならば、その過去にあたる「秘密」、未来にあたる「アクノキョウテン」の小話も併録。解説は三池崇史(映画監督)

   

サイコパスをテーマに扱った作品。
イケメン教師がサイコパスで生徒たちを……。

これも映画化していますよね……。
思わず目を背けたくなるような作品です。

8.ダークゾーン

 

暗闇の中、赤い怪物として目覚めたプロ棋士を目指す塚田は、「青の軍勢」と戦えと突然命じられる。周囲には、やはり怪物と化した恋人や友人たちが、塚田が将となった「赤の軍勢」の駒として転生していた。将棋のようなルールのもと、特殊能力を駆使し、知恵と駆け引きで敵の王将を狙う「赤VS青」、異形同士の七番勝負が始まった。異次元空間で繰り広げられる壮絶な“対局”の行方は?衝撃のバトルエンターテインメント開戦。

   

将棋をテーマにしている作品だな。
戦略を立てて、徐々に相手を追い詰めていくぞ。

自分たちが怪物になってしまうんですね!
そして将棋のように相手の王を狙う……。

9.雀蜂

 

11月下旬の八ヶ岳。山荘で目醒めた小説家の安斎が見たものは、次々と襲ってくるスズメバチの大群だった。昔ハチに刺された安斎は、もう一度刺されると命の保証はない。逃げようにも外は吹雪。通信機器も使えず、一緒にいた妻は忽然と姿を消していた。これは妻が自分を殺すために仕組んだ罠なのか。安斎とハチとの壮絶な死闘が始まった―。最後明らかになる驚愕の真実。ラスト25ページのどんでん返しは、まさに予測不能!

   

いきなり文庫で出版された作品!
ページ数も少ないし、サクっと読める作品になっているぞ!

雀蜂の大群が襲ってくるって……。
そしてラストのどんでん返しにも驚愕です。

 

最後に

如何でしたでしょうか?

他にも、「防犯探偵・榎本シリーズ」がありますが、そちらは別の機会にご紹介したいと思います。

どの作品も濃厚で、とても印象に残る作品ばかりです。(その印象は良いか悪いかは、その人次第ですが……)

絶対に読んで損の無い作家さんですので、徹夜してでも小説の世界に没頭したい! という方にはうってつけの作家さんだと思います。

 

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