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【封印された記憶】〝七人の鬼ごっこ〟三津田 信三―――徐々に殺されて行く友人たち


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今回はホラーミステリの作品を紹介するぞ!

で、でた……。ホラー作品の紹介……。

安心しろ。今回の作品はホラー要素は少な目だ。

それでもホラー作品は怖いんですよ。

概要

 

一人の自殺志願者が、多量の血痕を残し姿を消した。男は毎日一人ずつ旧友に電話をかけ、相手が出なければ首を吊る「死のゲーム」をしていたらしいのだが…。やがて、彼の幼馴染が次々と謎の死を遂げ始める!仲間の一人だった作家は、事件を追ううち、心の奥に封印された少年時代の忌まわしい記憶へと辿り着く。錯綜する推理の先に立ち現れる驚愕の真相とは?三転四転する推理!炸裂する三津田マジック!!(「BOOK」データベースより)

 

個人的ポイント

 

登 場 人 物 : 多くもなく、少なくもなく。混乱することはなかった。

文   章   力  : 恐怖を煽るような文章。読みやすい。

テ   ー   マ    : これは「動機」ですかね。これを書くとネタバレ。

ト リ ッ ク : フーダニットの作品。

後   読   感  : 程よく恐怖が残る最後でした。

 

30年前のとある事件が引き金になり、現代で連続殺人が発生。
犯人は小学生の時の同級生の中にいるのか? それとも……。

 

感想

 

ホラー要素2、ミステリ要素8ぐらいの作品でした。

序盤はがっつりホラー要素多めかな? と思っていましたが、読むにつれて徐々にホラーよりもミステリに重点が置かれているようでした。

ミステリの謎は主にフーダニットをメインに据えれています。

自殺志願者の男が毎日旧友に電話を掛けており、その後自殺志願者の男は多量の血液を残し、失踪してしまう……。

そして、その男が電話をしていたとされている旧友たちが容疑者とされてしまう。

だが、旧友たちはひとりまたひとりと死んでいってしまう。

どんどん減っていく容疑者の中に犯人はいるのか?

ですが、ホワイダニットにも注目できる作品でした。

引き金は自殺志願者の電話だったかもしれませんが、何故、その電話で殺人が始まったのか?

旧友の共通点は30年前の友人ということだけ。

何故30年前の出来事をひっくり返すのか? そこも大きな謎でした。

そして「三津田信三ファン」には嬉しい「刀城言耶シリーズ」と「死相学探偵」などの他作品のリンクが所々に散りばめられていて、それを見つける度に嬉しくなりました。

 

ホラーとしてもじわじわ恐ろしく、ミステリとしての謎も充分面白かった作品でした。

 

こんな人におススメです

 

・ホラーミステリを読みたい人。

・死相学探偵と刀城言耶シリーズを読んでいる人。

・フーダニットの作品を読みたい人。

・子供の頃の思い出を思い出したい人。