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【男だけが探偵じゃない】たぬき探偵のミステリ講義 ~女性探偵の作品紹介①~


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はじめに

今回は「女性の探偵」を紹介致します。

女性の探偵は男性と違って数が少ないですが、それ故に珍しくまた、魅力的です。努力する女性って格好良いですよね。

そして男性では出来なような、女性ならではの武器や推理も見所(読みどころ?)のひとつでもあります。

こんかいはそんな魅力たっぷりの女性探偵たちを紹介していきます。

 

1.二階堂 蘭子 「二階堂蘭子シリーズ」

大胆不敵の女性探偵

私が真っ先に思い付いた女性探偵といえば、この「二階堂蘭子」

作品登場時は大学生の彼女。ハリウッド女優顔負けの美貌と豊かな巻き毛が特徴です。

性格は男勝りで、ちょっと人を見下すような場面も。膨大な知識を持ち、護身術まで身に着けている。でも、水が苦手。 

〈十字架屋敷〉と呼ばれる、実業家の広壮な邸宅に、エジプトのミイラのように顔中に包帯を巻いた、異様な風体の男が出没した。復讐のため地獄から戻ってきた〈地獄の奇術師〉と自ら名乗り、十字架屋敷に住む暮林一族を皆殺しにすると予告した―。名探偵二階堂蘭子誕生の妖気漂う本格探偵小説。

   

「困難は分割せよ」は彼女のお決まりの台詞だ。
私も公私共にお世話になった台詞だ。

昭和40年代が舞台で女性が軽視されていた時代を戦う彼女の姿は格好良いです!

 

2.太刀洗 万智 「〈ベルーフ〉シリーズ」

真実を追及する記者

報道のあり方を常に自分に問いかけ、何が正しいのか? の回答を導きだそうと日々切磋琢磨する。

1991年4月。雨宿りをするひとりの少女との偶然の出会いが、謎に満ちた日々への扉を開けた。遠い国からはるばるおれたちの街にやって来た少女、マーヤ。彼女と過ごす、謎に満ちた日常。そして彼女が帰国した後、おれたちの最大の謎解きが始まる。謎を解く鍵は記憶のなかにー。忘れ難い余韻をもたらす、出会いと祈りの物話。『犬はどこだ』の著者の代表作となった清新な力作。

   

「報道」をテーマにしているシリーズだ。

報道される事全てが正しい訳ではない、と彼女の葛藤が伝わって来ますね。

 

3.空閑 純 「ソラシリーズ」

高校生の彼女は探偵になる為、戦う

探偵行為が禁止された世界が舞台。その中で、彼女自身が探偵として成長していき、探偵の存在意義を見つけ出す。

私的探偵行為を禁止する法律が成立した平世21年の日本―。女子高校生の空閑純は、名探偵だった両親に育てられたが、母親はある事件を調査中、行方不明になる。母の故郷に父と移住し母の帰りを待つ純だったが、そこで発見された他殺死体が父娘を事件に巻き込む。探偵の存在意識を問う新シリーズ開幕!

   

名探偵だった両親に育てられた彼女は探偵に凄い憧れてを持つんだ。

でも探偵行為が禁止され、更に両親と引き裂かれるんですね……。

 

4.上木 らいち 「援交探偵 上木らいちシリーズ」

高校生の援交探偵登場

エロい。取りあえずこの探偵はエロい。自分の美貌と身体を武器にして、男から情報を得たり、証拠を探しだそうとする。

アウトドアが趣味の公務員・沖らは、仮面の男・黒沼が所有する孤島での、夏休み恒例のオフ会へ。赤毛の女子高生が初参加するなか、孤島に着いた翌日、メンバーの二人が失踪、続いて殺人事件が。さらには意図不明の密室が連続し…。果たして犯人は?そしてこの作品のタイトルとは?第50回メフィスト賞受賞作。

   

喜べにわとり君。この探偵はエロいぞ。
エロミスという新ジャンルを作り上げた作品だ。
「エロ」を利用したトリックも新鮮だ。

エロい。エロい。エロい。ぶつぶつ……。

 

5.探偵AIの相以 「探偵AIシリーズ」

可愛い姿をした人工知能探偵

探偵も遂に人工知能に? 探偵小説を学習して、ポンコツAIは探偵AIへと進化する。

人工知能の研究者だった父が、密室で謎の死を遂げた。「探偵」と「犯人」、双子のAIを遺して―。高校生の息子・輔は、探偵のAI・相以とともに父を殺した真犯人を追う過程で、犯人のAI・以相を奪い悪用するテロリスト集団「オクタコア」の陰謀を知る。次々と襲いかかる難事件、母の死の真相、そして以相の真の目的とは!?大胆な奇想と緻密なロジックが発火する新感覚・推理バトル。

   

人外の探偵。しかも女の子だぞ。人工知能探偵という今までなかった試みだ。

人工知能という設定をうまく取り入れたトリック。そして成長物語としても面白いですね。

 

6.岩永 琴子 「虚構推理シリーズ」

お嬢様の風格を持つ品がない怪異探偵

幽霊が視える? 虚構を積み上げて、虚構を消し去り、犯人を追い詰めろ!

巨大な鉄骨を手に街を徘徊するアイドルの都市伝説、鋼人七瀬。人の身ながら、妖怪からもめ事の仲裁や解決を頼まれる『知恵の神』となった岩永琴子と、とある妖怪の肉を食べたことにより、異能の力を手に入れた大学生の九郎が、この怪異に立ち向かう。その方法とは、合理的な虚構の推理で都市伝説を滅する荒技で!?驚きたければこれを読め―本格ミステリ大賞受賞の傑作推理!

   

この推理小説は推理方法がかなり「特異」だ。
何せ犯人や事件の真相は「幽霊」が教えてくれるのだからな。

へ? それで推理小説が成り立つんですか? 一体どんな推理小説なんだ……、

 

7.蜜柑 花子 「名探偵の証明シリーズ」

驚異の推理力を持った心優しい名探偵

「名探偵」とは? 「探偵の意義」とは何か? を「証明」するハードボイルド小説!

そのめざましい活躍から、1980年代には推理小説界に「新本格ブーム」までを招来した名探偵・屋敷啓次郎。行く先々で事件に遭遇するものの、驚異的な解決率を誇っていた――。しかし時は過ぎて現代、ヒーローは過去の事件で傷を負い、ひっそりと暮らしていた。そんな彼を、元相棒が訪ねてくる。資産家一家に届いた脅迫状をめぐって若き名探偵・蜜柑花子と対決から、屋敷を現役復帰させようとの目論見だった。人里離れた別荘で巻き起こる密室殺人、さらにその後の名探偵たちの姿を描いた長編ミステリ。第23回鮎川哲也賞受賞作、待望の文庫化。

   

シリーズの1作品目は年老いた名探偵を主人公に据えた、まるで私のようなハードボイルド風の作品だ。

たぬき探偵がハードボイルド? 意味不明ですね。

 

8.新妻 千秋 「覆面作家シリーズ」

家ではお嬢ざま。外では男勝りの正確に変貌!?

覆面作家としてデビューした作家は、まさかの二重人格? お嬢ざまが解き明かす様々な謎解き。

19歳でデビューした覆面作家の正体は、大富豪のご令嬢・新妻千秋。天国的な美貌と明晰な頭脳の持ち主、さらに可憐な性格―と思った担当編集者の岡部良介だったが、ある事件の話をしたことからお壌様の意外すぎる顔を知ることに!殺人現場から消えたプレゼント、あっけなく解決し女児誘拐事件、警報は鳴るのに品物が消える万引き…2人を取りまく謎は鮮やかに解き明かされる。名作ミステリ、挿絵収録の完全保存版!

   

これぞ名作! 北村薫特有の独特な丁寧な描写が美しい作品だ。

推理小説なのに、心が洗われるような瑞々しい作品ですね……。

 

9.碓氷 優佳 「碓氷優佳シリーズ」

背筋が凍る推理力の持主!

倒叙ミステリを代表する今作。犯人が企てた殺人事件を碓氷優佳の鋭利な瞳が見抜く!

大学の同窓会で七人の旧友が館に集まった。“あそこなら完璧な密室をつくることができる…”伏見亮輔は客室で事故を装って後輩の新山を殺害、外部からは入室できないよう現場を閉ざした。自殺説も浮上し、犯行は成功したかにみえた。しかし、碓氷優佳だけは疑問を抱く。開かない扉を前に、息詰まる頭脳戦が始まった…。

   

犯人視点のミステリ小説の代表的な作品だ!

淡々と隙なく犯人を追い詰めていく彼女はある意味格好良いですね。

 

おまけ 見崎 鳴 「Anotherシリーズ」

眼帯の少女は「死の色」を視る。

「災厄」に立ち向かう物静かな少女。失った左目で死んだ人を視る。

夜見山北中学三年三組に転校してきた榊原恒一は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。同級生で不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みる恒一だが、謎はいっそう深まるばかり。そんな中、クラス委員長の桜木が凄惨な死を遂げた!この“世界”ではいったい何が起きているのか!?いまだかつてない恐怖と謎が読者を魅了する。名手・綾辻行人の新たな代表作となった長編本格ホラー。

   

厳密にいえば「探偵」とはちょっと違うかもしれないが、お気に入りのキャラクターなので加えたぞ。

確かに「ホラー要素」で探偵とはちょっと違うかもしれませんね……。

 

 

最後に

今回は「女性探偵」にスポットを当て、紹介しました。

有名所からちょっとマイナーな探偵を紹介したつもりです。

女性の探偵ってそれだけで魅力的ですよね。

まだまだ、紹介したい女性探偵は大勢いますが、これまで。

また次回をご期待下さい。

 

第2弾は以下のページとなっております。

www.snowman-bookshelf.com

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