個性的な探偵たち
さて。
推理小説において、魅力的な要素は何だと思う?
それはトリックじゃないんですか? 謎ですよ。謎。
その通りだ。
推理小説において謎は物語の核。これが最も重要だといっても過言ではないだろう。しかし。
しかし?
謎がメインディッシュなら、それを彩るサイドディッシュも必要だと思わないか?
確かにその通りだと思いますが……
一体、推理小説における「サイドディッシュ」とはなんでしょうか?
探偵だよ。探偵。
探偵は時にはメインディッシュをも食ってしまう魅力を備えているのだよ!
探偵の魅力
確かに「謎ある所に探偵あり」だと思いますが、謎を解決するなら誰でも良いんじゃないですか?
馬鹿者!
探偵がいるからこそ、謎が際立つ。
謎があってこそ、探偵が輝くのだよ。
う~ん。いまいちピンと来ませんね。
推理小説の数だけ、謎があり、探偵がある。
古今東西の推理小説も今の探偵たちがいたからこそ、盛り上がって来たんだ。
それは充分に理解していますよ。
しかし、謎を解いてくれるのなら誰でも一緒なのでは?
ほほう。
なら、警察の捜査を妨害して自分の手柄にするような探偵は?
幽霊が視え、超能力が使える探偵は?
人外の探偵は?
これらの探偵たちが「一緒」なのか?
え? そ、そんな探偵たちが?
謎あってこその、探偵。しかし「探偵あってこその、謎」というのも存在するのだよ。
その探偵がいたからこそ考え付いたトリック。
その探偵しか解決出来ない謎……。
探偵、恐るべし……。
そんな謎というメインディッシュをも食ってしまう魅力的な探偵たちが数多くいるのだ!
推理小説=謎だと思っている人がいるなら、ちょっと考え直して欲しい。
個性的な探偵たちの作品
一癖も、二癖もあるような一風変わった探偵たちをたくさん紹介する予定だぞ!
以下のリンクで公開中です。
最後に
推理小説の魅力のひとつに「探偵」がいると、私は思っています。
探偵の数だけ謎があり、謎の数だけ探偵がいる。
時には、犯罪に加担するような探偵もいれば、絶対正義を振りかざすような融通が利かない探偵、人の命をも弄ぶような外道な探偵もいます。
探偵=正義だと思っていた、価値観が崩れるかもしれませんが、そういった変わった探偵には、正統派の探偵とはまた違った面白さがあります。
そんな探偵たちを、たくさん紹介していきたいと思います。
また、「変わった探偵」と表していますが、私が印象に残った探偵たちを満遍なく紹介します。
