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【銀幕スターが探偵に?】〝片桐大三郎とXYZの悲劇〟倉知 淳―――聴力を失った威風堂々のスター


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「本格ミステリ・ベスト10」堂々の第2位!
とても面白い作品だぞ!

2位ですか。一体どんな作品なんでしょうか?

うむ。
一世を風靡した役者が探偵役なんだ。
しかも聴力を失ってしまっているんだ。

そんな人が探偵とは……。いきなり面白そうな登場人物ですね!

概要

 

元銀幕の大スター・片桐大三郎(現芸能プロ社長)の趣味は、犯罪捜査に首を突っ込むこと。その卓越した推理力と遠慮を知らない行動力、濃すぎる大きな顔面で事件の核心にぐいぐい迫る。聴力を失った大三郎の耳代わりを務めるのは若き付き人・野々瀬乃枝。この絶妙なコンビが大活躍する最高にコミカルで抱腹絶倒のミステリー!(「BOOK」データベースより)

 

個人的ポイント

 

登 場 人 物 : 探偵役の片桐大三郎は特に魅力的。

文   章   力  : 改行が少な目なのに、すいすいと読まさせる。流石。

テ   ー   マ    : ドルリイ・レーン作品をモチーフにしています。

ト リ ッ ク : 工夫が凝らされていて、飽きる事がない。

後   読   感  : 面白かったっ、と満足して本を閉じました。

 

ページ数が多いにも関わらず、すいすい読めて何だか得をした気分。
内容も一編一編がぎっしり詰まっていて、とても面白かったぞ!

 

感想

 

冬の章 ぎゅうぎゅう詰めの殺意……満員電車の中で殺害した犯人はは誰か?

春の章 極めて陽気で呑気な凶器……何故、凶器に鈍器ではなく、楽器を選んだのか?

夏の章 途切れ途切れの誘拐……何度も通話が切れる誘拐犯の真意は?

秋の章 片桐大三郎最後の季節……密室から消えた幻の原稿の謎は?

 

この4つの話が収録されています。

小説のタイトルと上記の4つの話を見て、察した人もいるかもしれませんが、この小説は全てエラリークイーンの「ドルリイ・レーン」(悲劇四部作) シリーズをモチーフにしています。

X、Y、Zの悲劇+ レーン最後の事件ですね。名前だけでも知っている人は多いのではないでしょうか?

エラリークイーンが好きな人ならば、一読の価値がありな作品です。

 

しかし、エラリークイーンを全く知らない人でも充分に楽しめる作品になっています。

そして、これをきっかけにエラリークイーンに興味を持って読んでみてはどうでしょうか?

 

登場人物も魅力的で面白いですが、推理小説の謎も魅力たっぷりですね!
小さな手掛かりから犯人を絞り込む推理に圧巻です!

 

こんな人におススメです

 

・魅力的な登場人物を楽しみたい人。

・演劇・時代劇などに興味がある人。

・エラリークイーンが好きな人人。

・重厚な短編小説を読みたい人。