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【70作品以上!】たぬき探偵のミステリ講義 ~クローズド・サークルの作品紹介~


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はじめに

ここでは、私が今まで読んできたクローズド・サークルの作品をまとめて紹介します。

私が読んできた作品なので、読み逃している作品も多々あります。

ちなみに、翻訳ものは苦手なので殆どありません……( ノД`)シクシク…

また、人それぞれクローズド・サークルについて定義が違うと思います。なので、「あれ? これクローズド・サークル作品じゃないの?」と疑問を持つ方もいるかもしれません。

そもそも、クローズド・サークルって何ぞ? という方は、下記の記事を読んで下さい。

www.snowman-bookshelf.com

 そして、私が今回紹介するクローズド・サークルの作品の定義は下記の通りとさせて頂きます。

 

① 登場人物たちがクローズド・サークルから脱出しない。

 これは、②に通じるものがあります。

 登場人物たちが途中から、クローズド・サークルを脱出し、外部に助けを求める場合や、警察が登場する場合があります。

 そういった作品は今回の紹介から外されて頂きます。

 例: すべてがFになる、斜め屋敷の犯罪等

 

② 警察の科学捜査が一貫して行われない。

 事件の発生から、事件の終了まで警察の科学捜査が介入しない。

 最初から最後まで一貫して探偵たちが独力で犯人を暴く作品。

 例えば、第1の事件までは「閉じた空間」で、警察の介入がなかったが、第1の事件が発生した事により科学捜査が始まり、第2、第3の事件と続けて発生してしまった、といった感じは除外。

 事件が完結していないのに、警察の科学捜査が事件に首を突っ込む作品は、この記事ではクローズド・サークルの定義から外させて頂きます。

 ただ、例外的に事件が「完結した後」から警察が事件を調査する作品は、紹介させて頂きます。

 例:ジェリーフィッシュは凍らない等

 

➂ 短編集の一部にクローズド・サークル作品が収録されている場合は除外。

 短編集でもクローズド・サークルを取り扱った作品があります。

 ただし、数もそれほど多くないので、今回は「長編」に限ったクローズド・サークルを紹介しようと思います。

 ※例:そして名探偵は生まれた、石ノ目等

 

(※もし、記憶違いで定義から外れた作品を紹介してしまった場合はご容赦下さい。特に②については、かなりあやふやです汗)

 

個人的おススメ度

作品の紹介にあたって、私の個人的おススメ度を勝手ながら付けさせて頂きます。

もちろん、個人的なおススメなので、「脳みそ腐ってんの?」「理解力が足りない」「この作品の素晴らしさが分からないなんて!」「私が好きな作品なのに……」という声が挙がると思います。

もちろん、感想やその感じた面白さは人それぞれなので、そういった意見は尊重します。

私は今まで、面白いミステリ小説を読み漁ってきました。だからどうしても目が肥えているんですよね。とんでもない傑作を読んでしまうと、どうしても他の作品が霞んでしまうんです。

あくまでも、私の主観的意見であり、好みの問題である事を、ご理解下さい。

 

★★★★★・・・・・・文句なしの傑作! 絶対に読んで欲しい1冊。

★★★★☆・・・・・・感動した! 素晴らしかった1冊。

★★★☆☆・・・・・・読んで良かった! 満足した1冊。

★★☆☆☆・・・・・・良作だった! 他の作品も読んでみたいと思える1冊。

★☆☆☆☆・・・・・・ちょっと残念! 次に期待の1冊。

 

また、シリーズ作品かの有無についても記載しますが、シリーズ作品の紹介が、1、2と続き、4となるような場合があります。

通し番号が抜けている場合についてはクローズド・サークル作品でない作品の為、今回の紹介からは外されて頂きました。

クローズド・サークルの作品をご紹介

さて。
それでは私が今まで読んできたクローズド・サークルの作品を紹介するぞ。

紹介順は、作者順とさせて頂きますね。

 

そして誰もいなくなった アガサ クリスティー

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 個人的おススメ度 ★★★★★ 

さまざまな職業、年齢、経歴の十人がU・N・オーエンと名乗る富豪からインディアン島に招待された。

しかし、肝心の招待主は姿を見せず、客たちが立派な食卓についたとき、どこからともなく客たちの過去の犯罪を告発してゆく声が響いてきた。

そして童謡のとおりに、一人また一人と…ミステリの女王の最高傑作。

言わずと知れた傑作! これを読まずして、ミステリ好きとは言えない小説のひとつだ!

あまり本を読まない人でもタイトルやあらすじを知っている人は多いのではないでしょうか?
僕もあらすじぐらいは知っていますよ! 

 

十角館の殺人 綾辻 行人 
(館シリーズ 1作品目)

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 個人的おススメ度 ★★★★★ 

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。

館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。

やがて学生たちを襲う連続殺人。

ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!’87年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が新装改訂版で登場。

この作品が日本の推理小説界を作ったと言っても過言ではない傑作だ!
読んだ時の衝撃は今でも忘れられないぞ!

今までの推理小説の常識を覆した作品ですよね・・・・・・。 

 

水車館の殺人 綾辻 行人 
(館シリーズ 2作品目)

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 個人的おススメ度 ★★★☆☆ 

仮面の当主と孤独な美少女が住まう異形の館、水車館。

一年前の嵐の夜を悪夢に変えた不可解な惨劇が、今年も繰り返されるのか?

密室から消失した男の謎、そして幻想画家・藤沼一成の遺作「幻影群像」を巡る恐るべき秘密とは…!?

本格ミステリの復権を高らかに謳った「館」シリーズ第二弾、全面改訂の決定版。

シリーズ2作品目!
仮面の当主に美少女が住む水車館! 作者の仕掛けが光る一冊だ。

トリックが予想ついてしまうのが、星3つの要因だそうです。ですが、雰囲気はとても重厚で面白い! 

 

迷路館の殺人 綾辻 行人 
(館シリーズ 3作品目)

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 個人的おススメ度 ★★★★☆ 

奇妙奇天烈な地下の館、迷路館。

招かれた四人の作家たちは莫大な“賞金”をかけて、この館を舞台にした推理小説の競作を始めるが、それは恐るべき連続殺人劇の開幕でもあった。

周到な企みと徹底的な遊び心でミステリファンを驚喜させたシリーズ第三作、待望の新装改訂版。初期「新本格」を象徴する傑作。

シリーズ3作品目!
地下の迷路に閉じ込められた作家たち。そこで起こる殺人事件! 面白くない筈がない!

作中作を用いて、読者の意表を突いた一冊になっているらしいですよ! 

 

時計館の殺人(上下) 綾辻 行人 
(館シリーズ 5作品目)

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 個人的おススメ度 ★★★★★ 

鎌倉の外れに建つ謎の館、時計館。

角島・十角館の惨劇を知る江南孝明は、オカルト雑誌の“取材班”の一員としてこの館を訪れる。

館に棲むという少女の亡霊と接触した交霊会の夜、忽然と姿を消す美貌の霊能者。

閉ざされた館内ではそして、恐るべき殺人劇の幕が上がる!第45回日本推理作家協会賞に輝く不朽の名作、満を持しての新装改訂版。

シリーズ5作品目!
館シリーズを代表するもうひとつの傑作だぞ! このシリーズファンなら絶対読むべし!

時計ばかりが設置された館で亡霊の交霊会を行うんですね・・・・・・。そして時計を使ったトリックに脱帽です! 

 

黒猫館の殺人 綾辻 行人 
(館シリーズ 6作品目)

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 個人的おススメ度 ★★☆☆☆ 

大いなる謎を秘めた館、黒猫館。

火災で重傷を負い、記憶を失った老人・鮎田冬馬の奇妙な依頼を受け、推理作家・鹿谷門実と江南孝明は、東京から札幌、そして阿寒へと向かう。

深い森の中に建つその館で待ち受ける、“世界”が揺らぐような真実とは!?

シリーズ屈指の大仕掛けを、読者は見破ることができるか?

シリーズ6作品目!
今までの「館シリーズ」とは一風変わったクローズド・サークル作品だぞ!

面白い作品なのですが、前作の「時計館の殺人」と比べてしまうと、どうしてもインパクトが落ちてしまいますね・・・・・・。 

 

暗黒館の殺人(1~4) 綾辻 行人 
(館シリーズ 7作品目)

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 個人的おススメ度 ★★★★★ 

蒼白い霧に峠を越えると、湖上の小島に建つ漆黒の館に辿り着く。

忌まわしき影に包まれた浦登家の人々が住まう「暗黒館」。

当主の息子・玄児に招かれた大学生・中也は、数々の謎めいた出来事に遭遇する。

十角塔からの墜落者、座敷牢、美しい異形の双子、そして奇怪な宴…。

著者畢生の巨編、ここに開幕。

シリーズ7作品目!
全4巻に及ぶ超巨編だぞ。読み応え充分で時間を忘れて没頭出来るぞ!

4巻とは・・・・・・。凄い厚さになるそうですね。面白さはたぬき探偵のお墨付きです! 

 

奇面館の殺人(上下) 綾辻 行人 
(館シリーズ 9作品目)

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 個人的おススメ度 ★★★★☆ 

奇面館主人・影山逸史が主催する奇妙な集い。

招待された客人たちは全員、館に伝わる“鍵の掛かる仮面”で顔を隠さねばならないのだ。

季節外れの大雪で館が孤立する中、“奇面の間”で勃発する血みどろの惨劇。

発見された死体からは何故か、頭部と両手の指が消えていた!

大人気「館」シリーズ、待望の最新作。

シリーズ9作品目!
作者は10冊までこのシリーズを続けるという宣言しているからもう終わりに近い。

登場人物たちがお面を被されてしまうんですよね・・・・・・。疑心暗鬼になって誰が誰? という設定が面白いです! 

 

霧越邸殺人事件(上下) 綾辻 行人

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 個人的おススメ度 ★★★★★ 

1986年、晩秋。劇団「暗色天幕」の一行は、信州の山中に建つ謎の洋館「霧越邸」を訪れる。

冷たい家人たちの対応。邸内で発生する不可思議な現象の数々。見え隠れする何者かの怪しい影。

吹雪で孤立した壮麗なる“美の館”で舞台に今、恐ろしくも美しき連続殺人劇の幕が上がる!

日本ミステリ史上に無類の光芒を放ちつづける記念碑的傑作、著者入魂の“完全改訂版”!!

館シリーズではないが、正当で王道なクローズド・サークル作品だ!

超王道作品って感じですね! 雪で閉ざされた館で起こる「連続見立て殺人事件」
これはそそりますね。 

 

月光ゲーム 有栖川 有栖 
(学生アリスシリーズ 1作品目)

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 個人的おススメ度 ★★★☆☆ 

夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた英都大学推理小説研究会の面々―江神部長や有栖川有栖らの一行を、予想だにしない事態が待ち構えていた。

矢吹山が噴火し、偶然一緒になった三グループの学生たちは、一瞬にして陸の孤島と化したキャンプ場に閉じ込められてしまったのだ。

その極限状況の中、まるで月の魔力に誘われでもしたように出没する殺人鬼。その魔の手にかかり、ひとり、またひとりとキャンプ仲間が殺されていく…。

いったい犯人は誰なのか。そして、現場に遺されたyの意味するものは何。

私が特に贔屓にしている作家だ。倫理的思考で推理するシリーズ1作品目。

噴火して山の中に閉じ込められてしまうんですね・・・・・・。 

 

孤島パズル 有栖川 有栖 
(学生アリスシリーズ 2作品目)

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 個人的おススメ度 ★★★★☆ 

紅一点会員のマリアが提供した“余りに推理研的な”夏休み―旅費稼ぎのバイトに憂き身をやつし、江神部長以下三名、宝捜しパズルに挑むべく赴いた南海の孤島。

バカンスに集う男女、わけありの三年前、連絡船の再来は五日後。

第一夜は平穏裏に更けるが、折しも嵐の第二夜、漠とした不安感は唐突に痛ましい現実へと形を変える。

晨星落々、青空に陽光が戻っても心は晴れない…。

これぞ超王道ミステリ! 孤島に閉じ込められた学生たちに襲う連続殺人とは!

とてもおススメの一冊。ミステリ初心者にぴったりな一冊ですよね。 

 

双頭の悪魔 有栖川 有栖 
(学生アリスシリーズ 3作品目)

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 個人的おススメ度 ★★★★★ 

他人を寄せつけず奥深い山で芸術家たちが創作に没頭する木更村に迷い込んだまま、マリアが戻ってこない。

救援に向かった英都大学推理研の一行は、大雨のなか木更村への潜入を図る。江神二郎は接触に成功するが、ほどなく橋が濁流に呑まれて交通が途絶。

川の両側に分断された木更村の江神・マリアと夏森村のアリスたち、双方が殺人事件に巻き込まれ、各々の真相究明が始まる…。

有栖川有栖の「双頭の悪魔」を読まずして何を読む!

個人的には有栖川有栖の最高結紮だとたぬき探偵は仰ってますね・・・・・・。 

 

女王国の城(上下) 有栖川 有栖 
(学生アリスシリーズ 4作品目)

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 個人的おススメ度 ★★★★☆ 

ちょっと遠出するかもしれん。そう言ってキャンパスに姿を見せなくなった、われら英都大学推理小説研究会の部長、江神さん。向かった先は“女王”が統べる聖地らしい。

場所が場所だけに心配が募る。週刊誌の記事で下調べをし、借りた車で駆けつける―奇しくも半年前と同じ図式で、僕たちは神倉に“入国”を果たした。部長はここにいるのだろうか、いるとしたらどんな理由で―。

学生アリスシリーズの4作品目だぞ! 宗教施設で起こる殺人だ!

安定の面白さですね。まるでパズルを解くような快感があります。 

 

乱鴉の島 有栖川 有栖 
(作家アリスシリーズ)

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 個人的おススメ度 ★★★☆☆ 

犯罪社会学者の火村英生は、友人の有栖川有栖と旅に出て、手違いで目的地と違う島に送られる。

人気もなく、無数の鴉が舞い飛ぶ暗鬱なその島に隠棲する、高名な老詩人。

彼の別荘に集まりくる謎めいた人々。島を覆う死の気配。不可思議な連続殺人。

孤島という異界に潜む恐るべき「魔」に、火村の精緻なロジックとアクロバティックな推理が迫る。本格ミステリの醍醐味溢れる力作長編。

作家アリスのクローズド・サークル作品だ。これは読まない訳にはいくまい!

作家アリスっていわゆる「サザエさん法式」なんですよね。
だから○○作品目というナンバリングはつけないそうです。 

 

www.snowman-bookshelf.com

 

ある閉ざされた雪の山荘で 東野 圭吾

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 個人的おススメ度 ★★★★☆ 

1度限りの大トリック! たった1度の大トリック! 劇中の殺人は真実か?

俳優志願の男女7人、殺人劇の恐怖の結末。 早春の乗鞍高原のペンションに集まったのは、オーディションに合格した男女7名。

これから舞台稽古が始まる。豪雪に襲われ孤立した山荘での殺人劇だ。

だが、1人また1人と現実に仲間が消えていくにつれ、彼らの間に疑惑が生まれた。

はたしてこれは本当に芝居なのか?驚愕の終幕が読者を待っている!

東野圭吾のクローズド・サークル作品だ。ちょっと一風変わったクローズド・サークルだぞ。

確かにちょっと変わった設定ですね。これは、芝居なのか?それとも本当の殺人なのか? と悩むのが面白いです。 

 

仮面山荘殺人事件 東野 圭吾

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 個人的おススメ度 ★★★☆☆ 

八人の男女が集まる山荘に、逃亡中の銀行強盗が侵入した。

外部との連絡を断たれた八人は脱出を試みるが、ことごとく失敗に終わる。恐怖と緊張が高まる中、ついに一人が殺される。

だが状況から考えて、犯人は強盗たちではありえなかった。

七人の男女は互いに疑心暗鬼にかられ、パニックに陥っていった…。

これもちょっと特殊な設定のクローズド・サークル作品だ。

山荘に銀行強盗が立て籠もってそこで殺人が起きるんですか・・・・・・。確かに変わっていますね。 

 

紅蓮館の殺人 阿津川 辰海

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 個人的おススメ度 ★★★☆☆ 

山中に隠棲した文豪に会うため、高松の合宿をぬけ出した僕と友人の葛城は、落雷による山火事に遭遇。

救助を待つうち、館に住むつばさと仲良くなる。だが翌朝、吊り天井で圧死した彼女が発見された。

これは事故か、殺人か。葛城は真相を推理しようとするが、住人と他の避難者は脱出を優先するべきだと語り―。

タイムリミットは35時間。生存と真実、選ぶべきはどっちだ。

徐々に燃えていく山の中で起こる殺人・・・・・・。火と殺人者が登場人物を襲う!

全くの逃げ場なしじゃないですか! これでどうやって助かるんだ・・・・・・。 

 

夜想曲(ノクターン) 依井 貴裕

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 個人的おススメ度 ★★☆☆☆ 

同期会が催された山荘で三日三晩に三人のメンバーが絞殺された。

俳優の桜木も会に参加していたが、なぜか、その間の記憶が抜け落ちていた。ただ、ひとつロープで他人の首を絞めた生々しい感触を除いては…。

そしてその追い打ちをかけるように何者かからワープロ原稿が送られてきた。そこには空白の三日間が小説として再現され、桜木を真犯人として断罪していたが…。

トリック&ロジックの本格派が新たに叩きつける「読者への挑戦状」。長編ミステリ。

三日三晩、山荘のメンバーが死んでしまうという王道ミステリ。しかし・・・・・。・

参加者のひとりが記憶を失くしているんんですね。これが物語に大きく影響しそうですね。 

 

そして扉が閉ざされた 岡嶋 二人

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 個人的おススメ度 ★★★★☆ 

富豪の若き一人娘が不審な事故で死亡して三カ月、彼女の遊び仲間だった男女四人が、遺族の手で地下シェルターに閉じ込められた。

なぜ? そもそもあの事故の真相は何だったのか? 四人が死にものぐるいで脱出を試みながら推理した意外極まる結末は? 極限状況の密室で謎を解明する異色傑作推理長編。

地下シェルターに閉じ込められてしまうクローズド・サークルの作品だ。

何だが脱出ゲームのような趣向ですね。しかし内容は遺族の一人娘の死の原因を突き止めていくというもの。 

 

訪問者 恩田 陸

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 個人的おススメ度 ★☆☆☆☆ 

急死した映画監督峠昌彦の親友井上は、湖を一望する山中の洋館を訪ねた。

三年前、昌彦を育てた実業家朝霞千沙子が不審死を遂げた湖だ。

館には「訪問者に気をつけろ」という不気味な警告状が届いていた。死んだはずの「大おばちゃま」の姿を見たと主張する少女。そして冬の雷が鳴る中、新たな死体が…。

やがて残されたシナリオから浮上してきた意外な真実とは。

あれ? 結構おススメが低めですね。どうしてですか?

私は恩田陸は好きな作家のひとりだよ。
しかし、どうも恩田陸の世界とクローズド・サークルの世界はどうも私には合わなかったようだ。好きな人は好きな作品何だろうけどな……。 

 

クリムゾンの迷宮 貴志 祐介

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 個人的おススメ度 ★★★★★ 

藤木はこの世のものとは思えない異様な光景のなかで目覚めた。

視界一面を覆う、深紅色の奇岩の連なり。ここはどこだ? 傍ら携帯用ゲーム機が、メッセージを映し出す。

「火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された」

これはかなり高評価な一冊ですね!

うむ。私の大好きな設定だ。
荒野に放り出された主人公たちに与えられたアイテム・・・・・・。そこで起きるデスゲーム! 

 

星読島に星は流れた 久住 四季

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 個人的おススメ度 ★★★★☆ 

天文学者ローウェル博士は、自分の住む孤島で毎年、天体観測の集いを開いていた。

それほど天文に興味はないものの、家庭訪問医の加藤盤も参加の申し込みをしたところ、凄まじい倍率をくぐり抜け招待客のひとりとなる。

この天体観測の集いへの応募が毎回驚くべき倍率になるのには、ある理由があった。

滞在三日目、ひとりが死体となって海に浮かぶ。犯人は、この六人のなかにいる!

隕石が高確率で落ちてくるという島に集まった登場人物・・・・・・。そこで起きる殺人事件!

まさか、隕石が頭に直撃して死ぬ、なんて展開じゃないですよね? 

 

凍える島 近藤 史恵

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 個人的おススメ度 ★★☆☆☆ 

無人島とはこれまた古風な―とは言い条、お得意ぐるみ慰安旅行としゃれこんだ喫茶店“北斎屋”の一行は、瀬戸内海の真ん中に浮かぶS島へ。

数年前には新興宗教の聖地だったという島で、八人の男女が一週間を共にする、しかも波瀾含みのメンバー構成。

古式に倣って真夏の弧島に悲劇が幕を開け、ひとり減り、ふたり減り…。

由緒正しい主題をモダンに演出する物語はどこへ行く。

あれ?これもおススメが低めな作品ですね。

面白いんだ。だけどな、文章が私には合わないんだ。非常にクセが強い。内容は◎だ。 

 

ぐるりよざ殺人事件 セーラー服と黙示録 古野 まほろ 
(セーラー服と黙示録シリーズ 2作品目)

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 個人的おススメ度 ★★★★☆ 

ミッション・スクールの名門「聖アリスガワ女学校」の生徒たちが、春期合宿に出発してゆく。

ところが今日子の属する班は、目的地とはまるで異なる隠れ里に迷いこんでしまった。その村の名は「鬱墓村」。

終戦を知らない不思議な人々。厳しい戒律と落ち武者の呪い。そして発生する、連続聖歌見立て殺人―犯人を推理する今日子、手口を推理するみづき、動機を推理する茉莉衣が解き放った、見立てと呪いの恐るべき真実とは―!?

「ウソ」を付けない村人たちが住む村で起きる殺人事件! 「ウソ」を付いている殺人者は誰だ?。

この作者も非常にクセが強い文章を書きます。たぬき探偵は「合った」人らいいです。 

 

屍人荘の殺人 今村 昌弘 
(剣崎 比留子シリーズ 1作品目)

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 個人的おススメ度 ★★★★☆ 

神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と明智恭介は、曰くつきの映研の夏合宿に参加するため、同じ大学の探偵少女、剣崎比留子とペンション紫湛荘を訪れる。

しかし想像だにしなかった事態に見舞われ、一同は籠城を余儀なくされた。緊張と混乱の夜が明け、部員の一人が密室で惨殺死体となって発見される。

それは連続殺人の幕開けだった!奇想と謎解きの驚異の融合。衝撃のデビュー作!

かなり話題をさらった1冊だ。邪道クローズド・サークルとでもいえばいいのか。

映画化もされた作品ですね。映画も中々面白かったです。 

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魔眼の匣の殺人 今村 昌弘 
(剣崎 比留子シリーズ 2作品目)

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 個人的おススメ度 ★★★☆☆ 

あと二日で、四人死ぬ――

閉ざされた“匣"の中で告げられた死の予言は成就するのか。

ミステリ界を席巻した『屍人荘の殺人』シリーズ待望の第二弾!

その日、“魔眼の匣"を九人が訪れた。人里離れた施設の孤独な主は予言者と恐れられる老女だ。

彼女は葉村譲と剣崎比留子をはじめとする来訪者に「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」と告げた。

外界と唯一繋がる橋が燃え落ちた直後、予言が成就するがごとく一人が死に、閉じ込められた葉村たちを混乱と恐怖が襲う。

さらに客の一人である女子高生も予知能力を持つと告白し――。

ミステリ界を席巻した『屍人荘の殺人』シリーズ第二弾。

待望の第2弾! 「必ず当たる」という予言をテーマにとある施設で起こるクローズド・サークルの作品だ。

前作に比べると、どうしてもインパクトが落ちてしまいますが充分面白い作品です。 

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金雀枝荘の殺人 今邑 彩

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 個人的おススメ度 ★★★★☆ 

完全に封印され「密室」状況となった館で起こった一族六人殺しの真犯人は、いったい誰だったのか。

事件から一年後、真相を探るべく館にやってきた兄弟たちは推理合戦を繰り広げる。

そして、また悲劇の幕が開いた…。恐怖と幻想に満ちた本格ミステリー。

巻末に全著作リストを付す。

過去の事件の真相を探るべく、再び訪れた館で起こる惨劇とは! 密室殺人の謎とは?

推理合戦とは熱いですね。たぬき探偵の好みですね。 

 

崖の館 佐々木 丸美

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 個人的おススメ度 ★★☆☆☆ 

財産家のおばが住まう崖の館を訪れた高校生の涼子といとこたち。

ここで二年前、おばの愛娘・千波は命を落とした。

着いた当日から、絵の消失、密室間の人間移動など、館では奇怪な事件が続発する。

家族同然の人たちの中に犯人が? 千波の死も同じ人間がもたらしたのか? 雪に閉ざされた館で各々推理をめぐらせるが、ついに悪意の手は新たな犠牲者に伸びる。

まるで詩を読むような綺麗な文章を書く作家だ。

クローズド・サークルの殺人劇よりも人物描写が強い作品になってますね。 

 

スラッシャー 廃園の殺人 三津田 信三

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 個人的おススメ度 ★☆☆☆☆ 

異形のホラー作家が巨額の費用をかけ、造りあげた廃墟庭園。

そこでは行方不明者が続出し、遺体で発見される者も出て、遂に作家自身まで姿を消す。

その場所、“魔庭”を訪れた映画関係者たちに想像を絶する恐怖と怪異が襲いかかる。

殺戮を繰り返す黒怪人とは何者なのか?“庭”が“館”が襲いくるホラーミステリ。

ホラーミステリと銘打っているが、実際は一方的な虐殺を受ける作品になってしまっている。

グロイですね。「とある仕掛け」の所為で、おそらく悪い方向に作用してしまってる印象でした。 

 

ジェリーフィッシュは凍らない 市川 憂人
(マリア&漣シリーズ 1作品目)

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 個人的おススメ度 ★★★★☆ 

特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船“ジェリーフィッシュ”。

その発明者である、ファイファー教授たち技術開発メンバー6人は、新型ジェリーフィッシュの長距離航行性能の最終確認試験に臨んでいた。

ところがその最中に、メンバーの1人が変死。

さらに、試験機が雪山に不時着してしまう。脱出不可能という状況下、次々と犠牲者が…。第26回鮎川哲也賞受賞作。

鮎川哲也受賞作品! 新型小型飛行船で起きたクローズド・サークル事件を刑事2人が追うぞ!

「『そして誰もいなくなった』への挑戦でもあると同時に『十角館の殺人』への挑戦でもあるという。」。凄い紹介文ですね。期待大の作品! 

 

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眼球堂の殺人 ~The Book~ 周木 律
(堂シリーズ 1作品目)

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 個人的おススメ度 ★★★★☆ 

神の書、“The Book”を探し求める者、放浪の数学者・十和田只人が記者・陸奥藍子と訪れたのは、狂気の天才建築学者・驫木煬の巨大にして奇怪な邸宅“眼球堂”だった。

二人と共に招かれた各界の天才たちを次々と事件と謎が見舞う。

密室、館。メフィスト賞受賞作にして「堂」シリーズ第一作となった傑作本格ミステリ!

理系×クローズド・サークルの傑作といっても過言ではない作品だぞ。

久しぶりに「あの興奮」を思い出した作品ですね。驚天動地のトリックに唸りました。 

 

五覚堂の殺人 ~Burning Ship~ 周木 律
(堂シリーズ 3作品目)

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 個人的おススメ度 ★★☆☆☆ 

放浪の数学者、十和田只人は美しき天才、善知鳥神に導かれ第三の館へ。

そこで見せられたものは起きたばかりの事件の映像―それは五覚堂に閉じ込められた哲学者、志田幾郎の一族と警察庁キャリア、宮司司の妹、百合子を襲う連続密室殺人だった。

「既に起きた」事件に十和田はどう挑むのか。館&理系ミステリ第三弾!

五角形の館を舞台にしたクローズド・サークルの作品だぞ。

ただし、主人公は「既に起きた事件」を映像を元に推理するので、緊張感はそれほどないかも・・・・・・。 

 

伽藍堂の殺人 ~Banach-Tarski Paradox~ 周木 律
(堂シリーズ 4作品目)

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 個人的おススメ度 ★★★☆☆ 

謎の宗教団体・BT教団の施設だった二つの館の建つ伽藍島。

リーマン予想解決に関わる講演会のため訪れた、放浪の数学者・十和田只人と天才・善知鳥神、宮司兄妹。

その夜、ともに招かれた数学者二人が不可能と思われる“瞬間移動”殺人の犠牲となる。秘められた不穏な物語がさらに動く“堂”シリーズ第四弾。

孤島の講演会中に起きた殺人事件。「モズのはやにえ」のような姿で発見された死体の謎とは?

これもビックリするぐらい大掛かりなトリックですね! 

 

教会堂の殺人 ~Game Theory~ 周木 律
(堂シリーズ 5作品目)

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 個人的おススメ度 ★★★☆☆ 

訪れた者を次々と死に誘う狂気の館、教会堂。失踪した部下を追い、警察庁キャリアの司は館に足を踏み入れる。

そこで待ち受けていたのは、水死・焼死・窒息死などを引き起こす数多の死の罠!司の足跡をたどり、妹の百合子もまた館に向かう。死のゲームと、天才数学者が求める極限の問いに、唯一解はあるのか!?

これはちょっとクローズド・サークルの作品とは外れているような気もしたが、一応いれておいた。

確かにこの「死のゲーム」は違うかもしれませんね。作品の方向性が変わった話でもあります。 

 

教会堂の殺人 ~Game Theory~ 周木 律
(堂シリーズ 6作品目)

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 個人的おススメ度 ★★☆☆☆ 

異形の建築家が手掛けた初めての館、鏡面堂。

すべての館の原型たる建物を訪れた百合子に、ある手配が手渡される。そこには、かつてここで起きたふたつの惨劇が記されていた。

無明の闇に閉ざされた密室と消えた凶器。館に張り巡らされた罠とWHO、WHY、HOWの謎。原点の殺人は最後の事件へ繋がっていく!

ちょっとマンネリ化してきた感じがあるな。トリックも予想出来てしまうのが残念かもしれない。

過去の事件を解明していく話ですね。「堂シリーズ」の原点がここにあります! 

 

大聖堂の殺人 ~The Books~ 周木 律
(堂シリーズ 7作品目)

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 個人的おススメ度 ★★★☆☆ 

すべての事件を操る数学者・藤衛に招かれ、北海道の孤島に聳え立つ大聖堂を訪れた宮司百合子。

そこは、宮司家の両親が命を落とした場所だった。災禍再び、リーマン予想の解を巡り、焼死や凍死など不可解な殺人が発生する。

しかし、藤は遠く離れた襟裳岬で講演の最中だった。大人気「堂」シリーズ、ここに証明終了!

堂シリーズの完結作品だ! すべての始まりの「館」を舞台に最後の殺人事件が繰り広げられるぞ

総決算ですね。今までありがとうございました・・・・・・。 

 

黒祠の島 小野 不由美

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 個人的おススメ度 ★★☆☆☆ 

「そう―ここは黒祠なのですよ」近代国家が存在を許さなかった“邪教”が伝わる、夜叉島。式部剛は失踪した作家・葛木志保の姿を追い求め、その地に足を踏み入れた。

だが余所者を忌み嫌う住民は口を閉ざし、調査を妨害するのだった。

惨事の名残を留める廃屋。神域で磔にされていた女。

島は、死の匂いに満ちていた。闇を統べるのは何者なのか?式部が最後に辿り着いた真実とは。

あの小野不由美が書いたクローズド・サークル作品だ。一読の価値あり!

雰囲気がおどろおどろしいですよね・・・・・・。びくびくしながら読みました。 

 

ミステリー・アリーナ 深水 黎一郎

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 個人的おススメ度 ★★★★☆ 

嵐で孤立した館で起きた殺人事件!国民的娯楽番組「推理闘技場」に出演したミステリー読みのプロたちが、早い者勝ちで謎解きに挑む。

誰もが怪しく思える伏線に満ちた難題の答えは何と15通り!そして番組の裏でも不穏な動きが…。

多重解決の究極にしてミステリー・ランキングを席巻した怒涛の傑作!!

嵐で孤立した館で起きた殺人事件を解決せよ! というテレビ番組企画。あまりにも「怪しすぎる」番組に胸が踊る!

総勢15人の参加者が様々な推理を繰り広げる様子は正に圧巻ですね! 

 

消人屋敷の殺人 深木 章子

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 個人的おススメ度 ★☆☆☆☆ 

覆面作家の館で次々と人が消える。屋敷に集められた男女、嵐が生み出す巨大密室、不可能な「人間消失」。

読者を挑発する、大胆不敵な本格ミステリ!

トリックが早い段階で分かってしまった。そしてそのトリックの所為で文章が読みづらく、描写が分かりづらいくなってしまっている。

トリックが裏目に出てしまった感じですね。トリックを見抜けなければ、楽しく読める作品です。 

 

時間島 椙本 孝思

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 個人的おススメ度 ★☆☆☆☆ 

「お前たちは島から生きて出られない」―廃墟の島『矢郷島』でのロケ中、突如送られてきた動画メール。

『5年後の未来』にいるという『ミイラ男』が、ロケ参加者9名が皆殺しにされると予言する。

やがてその言葉通り、出演者、スタッフが次々と殺されていく。誰が殺しているのか。なぜ殺されるのか。

一体この島で何が起きているのか。息つく暇もない展開、予想だにしない衝撃の結末!異色ホラーミステリー。

内容が薄くて感情移入できなかったな。最後のオチも予想出来てしまった。

ホラーミステリと謳っているが、ホラー要素は少な目な作品。サクッと読める作品です。 

 

魔神館事件 夏と少女とサツリク風 椙本 孝思 
(迷探偵黒彦シリーズ 1作品目)

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 個人的おススメ度 ★★☆☆☆ 

覚えのない女性からの電話により、「魔神館」と呼ばれる洋館の落成パーティに参加することになった高校生・白鷹黒彦。

果たしてそこは、12星座に見立てた石像と、妙な配置の部屋がひしめく妖しげな洋館だった。

そんな館での夜、不可解な殺人事件が発生。嵐で孤立する中、その後もありえない状況で次々と人が殺されていく…犯人は参加者か、それとも館に佇む魔神像の仕業か!?黒彦と世界最高の知性・犬神清秀の推理が始まる。

このシリーズ作品は、何というか「妙な安心感」があるんだよな・・・・・・。

ラストの結末には賛否ある作品らしいです。滅茶苦茶な力技なトリックというか・・・・・・。 

 

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い 西尾 維新 (戯言シリーズ 1作品目)

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 個人的おススメ度 ★★★★☆ 

絶海の孤島に隠れ棲む財閥令嬢が“科学・絵画・料理・占術・工学”、五人の「天才」女性を招待した瞬間、“孤島×密室×首なし死体”の連鎖がスタートする。

工学の天才美少女、「青色サヴァン」こと玖渚友とその冴えない友人、「戯言遣い」いーちゃんは、「天才」の凶行を“証明終了”できるのか?

第23回メフィスト賞受賞作。

西尾維新のデビュー作品! 西尾維新の原点がここにあるぞ!

言葉遊びが得意な西尾維新が書いた本格クローズド・サークルのミステリですよ! 

 

人格転移の殺人 西澤 保彦

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 個人的おススメ度 ★★★☆☆ 

突然の大地震で、ファーストフード店にいた6人が逃げ込んだ先は、人格を入れ替える実験施設だった。

法則に沿って6人の人格が入れ替わり、脱出不能の隔絶された空間で連続殺人事件が起こる。犯人は誰の人格で、凶行の目的は何なのか?

人格と論理が輪舞する奇想天外西沢マジック。寝不足覚悟の面白さ。

SF×ミステリの先駆者である西澤保彦が仕掛けるクローズド・サークル作品!

頭が混乱すること必至! もやもや~な混乱ではなく、爽快な混乱らしいですよ。 

 

複製症候群 西澤 保彦

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 個人的おススメ度 ★★☆☆☆ 

異形の壁に閉じこめられた高校生たち。だがその壁からは逃げ出すわけにはいかない。

その壁に触れると、姿形、記憶や考え方まで完璧に同じコピー人間ができてしまうからだ。そんな密空間での殺人事件。

犯人は誰?オリジナル人間か、それともコピー人間か。

謎の「壁」に触れると自分のコピー人間が! 更に壁の内部で起きる殺人事件!

ちゃんと深いテーマが設定されているのが、いいですね。自分のクローンが殺されたら、ゾッとします。

 

アイルランドの薔薇 石持 浅海

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 個人的おススメ度 ★★★★☆ 

詩人・イェイツが薔薇にたとえたアイルランドの自由。

その鍵を握る武装勢力NCFの副議長が、スライゴーの宿屋で、何者かに殺された! 悲願のアイルランド和平実現を目前に控えた政治的な理由により、警察への通報はできない。

外部犯の可能性も消えて、泊まり合わせた客は、NCFの手によった拘束された。誰が、なんのために―。

日本人科学者・フジの推理が、一人ひとりの「嘘」と「真実」を暴いていく。「本格」の設定と、北アイルランド紛争という社会派テーマを融合させた、珠玉のポリティカル本格ミステリー。

石持浅見のデビュー作品! この作家は中々外れがないので安心して読めるぞ!

特殊状況下でのクローズド・サークルを得意とする作家だそうです。

自分で「あまり本を読まない」と公言していて、ネタが被らないように特殊状況下での作品を書いているらしい。 

 

月の扉 石持 浅海 
(座間味くんシリーズ 1作品目)

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 個人的おススメ度 ★★★☆☆ 

沖縄・那覇空港で、乗客240名を乗せた旅客機がハイジャックされた。

犯行グループ3人の要求は、那覇警察署に留置されている彼らの「師匠」を空港まで「連れてくること」。ところが、機内のトイレで乗客の一人が死体となって発見され、事態は一変―。

極限の閉鎖状況で、スリリングな犯人探しが始まる。各種ランキングで上位を占めた超話題作が、ついに文庫化。

飛行機の中で起こる殺人事件を扱うクローズド・サークル作品だぞ。

えぇ、飛行機がハイジャック!? その上殺人事件まで! 一体どうなってしまうんだ・・・・・・。 

 

ブック・ジャングル 石持 浅海

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 個人的おススメ度 ★★☆☆☆ 

沖野国明は昆虫学のフィールドワークからの帰国後、思い出の場所、市立図書館が閉鎖されたことを知る。

見納めのため友人と深夜の図書館に忍び込み、高校を卒業したての女子三人組に出会う。彼ら不法侵入者達にとって予期せぬ苛酷な一夜が幕を開けた―。

恐怖の閉鎖空間で石持ワールドが炸裂する強力長編。

今度の舞台は図書館だ。封鎖された『図書館で謎のラジコンが主人公たちを襲う!

図書館って簡単に脱出が出来そうですけど・・・・・・。きっとそれをさせない工夫があるんでしょうね。 

 

人面屋敷の惨劇 石持 浅海

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 個人的おススメ度 ★★☆☆☆ 

東京都西部で起きた連続幼児失踪事件。我が子を失った美菜子はじめ6人の被害者家族は、積年の悲嘆の果てに、かつて犯人と目された投資家、土佐が暮らす通称「人面屋敷」へと乗り込む。

屋敷の中で「人面」の忌まわしき真相を知った親たちの激情は、抑えがたい殺意へと変容。さらに謎の美少女が突然現れたことで、誰もが予想すらしなかった悲劇をも招き寄せていく。

論理(ロジック)×狂気(マッドネス)。気鋭のミステリー2011年進化型。

今度は誘拐犯と思しき男の家で起こる殺人事件だぞ。

「普通の家」ですよね? なんでクローズド・サークルという状況になるんでしょうか? 

 

星降り山荘の殺人 倉知 淳

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 個人的おススメ度 ★★★★☆ 

雪に閉ざされた山荘に、UFO研究家、スターウォッチャー、売れっ子女性作家、癖の強い面々が集められた。

交通が遮断され電気も電話も通じなくなった隔絶した世界で突如発生する連続密室殺人事件! 華麗な推理が繰り出され解決かと思った矢先に大どんでん返しが!?

見事に騙される快感に身悶えする名作ミステリー。

王道のクローズド・サークルの作品かと思いきや、アッと驚くラストが待っているぞ!

一癖も二癖もある登場人物が面白いですね。真相には思わずあっ!と声が漏れました。 

 

○○○○○○○○殺人事件 早坂 吝 
(らいちシリーズ 1作品目)

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 個人的おススメ度 ★★★★☆ 

アウトドアが趣味の公務員・沖らは、仮面の男・黒沼が所有する孤島での、夏休み恒例のオフ会へ。

赤毛の女子高生が初参加するなか、孤島に着いた翌日、メンバーの二人が失踪、続いて殺人事件が。さらには意図不明の密室が連続し…。

果たして犯人は? そしてこの作品のタイトルとは?第50回メフィスト賞受賞作。

何ですか、この○○○・・・・・・って。何かのミスですか?

いや、前代未聞の「タイトル当て」推理小説だ。
内容も、奇想天外なモノになっていて、メフィスト賞に相応しい一冊になっている。

「タイトル当て」!? 何ですかその試みは・・・・・・。 

 

最初に探偵が死んだ 蒼井 上鷹

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 個人的おススメ度 ★★☆☆☆ 

作家・星野万丈の莫大な遺産を受け継いだ内野宗也は、四人の養子に遺産相続の権利を与えていた。

ところが、新たな養子候補が現われたことから不穏な動きが。

内野の依頼を受けて、一族が集う雪の山荘に向った名探偵・笛木日出男だが、何者かにいきなり殺されてしまう。

残された一族の運命、そして遺産は誰の手に!?奇妙な展開、でも謎解きは本格派の長編ミステリー。

これも変わったタイトルだぞ。タイトル通りに真っ先に探偵が死ぬんだ。

すると、別の人物が推理して事件を解決させるんですね。

いや。推理するのは探偵だぞ。・・・・・・その真相は、本を読んでみてくれ! 

 

仮面病棟 知念 実希人 
(病棟シリーズ 1作品目)

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 個人的おススメ度 ★★★☆☆ 

療養型病院に強盗犯が籠城し、自らが撃った女の治療を要求した。

事件に巻き込まれた外科医・速水秀悟は女を治療し、脱出を試みるうち、病院に隠された秘密を知る―。

閉ざされた病院でくり広げられる究極の心理戦。そして迎える衝撃の結末とは。

現役医師が描く、一気読み必至の“本格ミステリー×医療サスペンス”。著者初の文庫書き下ろし!

ノンストップで繰り広げられる閉ざされた病院で起こるクローズド・サークル作品!

まるでリアル脱出ゲームに参加しているような作品でした! 

 

時限病棟 知念 実希人 
(病棟シリーズ 2作品目)

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 個人的おススメ度 ★★☆☆☆ 

タイムリミットは6時間。脱出できるのか――

最速一気読み!  究極のどんでん返し!! 

目覚めると、彼女は病院のベッドで点滴を受けていた。 なぜこんな場所にいるのか?  監禁された男女5人が、拉致された理由を探る……。

ピエロからのミッション、手術室の男、ふたつの死の謎、事件に迫る刑事。 タイムリミットは6時間。

謎の死の真相を掴み、廃病院から脱出できるのか!?

前作と全く同じ病院で起こる殺人事件だぞ!

スピード感はまったく衰えてないですね! 一気に読み必至の一冊です! 

 

冷たい校舎の時は止まる(上下) 辻村 深月

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 個人的おススメ度 ★★★★☆ 

雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。

開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。

凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。

でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろう―。

第31回メフィスト賞受賞作。

一風変わったクローズド・サークルだ。とても登場人物を大切に描いて感動すらしてしまう。

幻想的な作品ですね。人がバタバタと死んでいく訳ではないです。 

 

殺戮ゲームの館(上下) 土橋 真二郎

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 個人的おススメ度 ★☆☆☆☆ 

―誰かが言った。この二つには共通点があるのではないか。

一つは時折マスメディアをにぎわす集団自殺のニュース。そしてもう一つは人間が殺し合う娯楽ビデオが存在するという都市伝説。

出会いや遊びが目的のオカルトサークルに所属する福永祐樹は、ネットで偶然見つけた自殺サイトに興味を持ち、集団自殺の現場となったというある廃墟にたどり着く。

だが祐樹が目覚めた時、彼を含むサークルメンバー11名は密室に閉じ込められていた…。戦慄の密室サスペンス。

これはおススメ度が低めですね。どうしてですか?

「寄せ集め」という感じがあるんだよな。真新しさがない。どこかで読んだような設定なんだ。
それでも一定の面白さは保証するぞ。 

 

館島 東川 篤哉

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 個人的おススメ度 ★★★☆☆ 

天才建築家・十文字和臣の突然の死から半年が過ぎ、未亡人の意向により死の舞台となった異形の別荘に再び事件関係者が集められたとき、新たに連続殺人が勃発する。

嵐が警察の到着を阻むなか、館に滞在していた女探偵と若手刑事は敢然と謎に立ち向かう!瀬戸内の孤島に屹立する、銀色の館で起きた殺人劇をコミカルな筆致で描いた意欲作。

驚愕のトリックが炸裂する本格ミステリ。

コミカルな作風が特徴な東川篤哉がクローズド・サークルの作品を書いたぞ。

緊迫したシーンでもギャグを挟んできて、思わず笑ってしまいました(笑) 

 

人狼城の恐怖(1~4) 二階堂 黎人 
(二階堂蘭子シリーズ 6作品目)

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 個人的おススメ度 ★★★★★v

『人狼城』は独仏の国境の峻嶮な渓谷の上に屹立する古城。

城主を「人狼」に惨殺されたという言い伝えのある曰く付きの城だ。

1970年西独の製薬会社が10名の客をこの城に招待した。

長い間、人が近づくのを峻拒してきた城に滞在しはじめた人々の上に、伝説を地でいくような、身の毛もよだつ殺人事件が起きた―。

ギネスブックにも登録されている推理小説だぞ。

ギ、ギネスブックに・・・・・・。一体何で登録されたんですか?

「世界最長の推理小説」として登録されている! そのページ数たるや4000枚超の、超!巨大!!長編だ!!!

4000枚超・・・・・・。気が遠くなる作品ですね・・・・・・。

尻込みするのも理解出来るが、内容も素晴らしいぞ!

 

インシテミル 米澤 穂信

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 個人的おススメ度 ★★★★★ 

「ある人文科学的実験の被験者」になるだけで時給十一万二千円がもらえるという破格の仕事に応募した十二人の男女。

とある施設に閉じ込められた彼らは、実験の内容を知り驚愕する。

それはより多くの報酬を巡って参加者同士が殺し合う犯人当てゲームだった―。いま注目の俊英が放つ新感覚ミステリー登場。

私の大好物がこれでもかっ! と揃った作品だ。凄い傑作なので一度は読んで欲しい!

クローズド・サークル×脱出×デスゲームと三拍子揃った作品です。ゲーム要素がかなり好みでした。 

 

時空旅行者の砂時計 方丈 貴恵

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 個人的おススメ度 ★★☆☆☆ 

瀕死の妻のために謎の声に従い、二〇一八年から一九六〇年にタイムトラベルした主人公・加茂。

妻の先祖・竜泉家の人々が殺害され、後に起こった土砂崩れで一族のほとんどが亡くなった「死野の惨劇」の真相の解明が、彼女の命を救うことに繋がるという。

タイムリミットは、土砂崩れがすべてを呑み込むまでの四日間。

閉ざされた館の中で起こる不可能犯罪の真犯人を暴き、加茂は二〇一八年に戻ることができるのか!? 

“令和のアルフレッド・ベスター”による、SF設定を本格ミステリに盛り込んだ、第二十九回鮎川哲也賞受賞作。。

タイムトラベル×クローズド・サークルの作品だ。鮎川哲也賞受賞作でもある。

上手にSFの設定をトリックに活かしている作品です! 

 

www.snowman-bookshelf.com

 

忘却のレーテ 法条 遙

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 個人的おススメ度 ★★☆☆☆ 

両親を事故で亡くした女子大生・笹木唯は高額の報酬と引き換えに記憶消去薬「レーテ」の新薬実験に参加する。

完全に閉鎖された施設で、天才科学者の監視のもと過ごす7日間。毎日記憶をリセットされる唯と5人の被験者たちだが、ある日目覚めると流血死体を発見して―。

どうしてこの手は血塗れなの…まさか私が、殺したの?驚愕のエンディングに戦慄必至の記憶喪失ミステリ。

新薬の被験者になった登場人物がとある施設で殺人事件に巻き込まれていく作品だ。

「記憶消去」というのがキーポイントになりそうですね。きっとこの薬を利用したトリックなんだろう・・・・・・。 

 

『クロック城』殺人事件 北山 猛邦 
(城シリーズ 1作品目)

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 個人的おススメ度 ★★★☆☆ 

終焉をむかえつつある人類の世界。

探偵・南深騎(みき)と菜美の下に、黒鴣瑠華(くろうるか)と名乗る美少女が現れた。

眠り続ける美女。蠢く人面蒼。3つの時を刻む巨大な時計。謎が漂うクロック城に2人を誘う瑠華。そこに大きな鐘が鳴り響いたとき、首なし遺体が次々と現れた。

驚愕のトリックが待つ、本格ミステリ。

通称「物理の北山」のデビュー作品だ。その名の通り「物理トリック」が得意な作家だぞ。

一応「城シリーズ」となっていますが、作品自体に繋がりはないです。ただ、舞台が「城」と共通しています。  

 

『瑠璃城』殺人事件 北山 猛邦 
(城シリーズ 2作品目)

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 個人的おススメ度 ★★☆☆☆ 

1989年、日本。1243年、フランス。1916年、ドイツ―時代と国を超えて繰り返される密室殺人。

図書館で胸を貫かれた女性、城から忽然と消えた6人の騎士、戦地で消えた4人の遺体。

それらに隠れた、ある男女の恋の運命。不可能犯罪も輪廻転生したのか?

切ない思いと仰天トリックが全編彩る本格ミステリ。

SF色が強い作品。物理トリックも然ることながら、三つの時代を行き来する「生まれ変わり」もとても面白かったぞ。

賛否両論が別れる作品でもありますので、好みが別れるかもしれません。 

 

『アリス・ミラー城』殺人事件 北山 猛邦 
(城シリーズ 3作品目)

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 個人的おススメ度 ★★★★★ 

鏡の向こうに足を踏み入れた途端、チェス盤のような空間に入り込む―『鏡の国のアリス』の世界を思わせる「アリス・ミラー城」。

ここに集まった探偵たちが、チェスの駒のように次々と殺されていく。

誰が、なぜ、どうやって?全てが信じられなくなる恐怖を超えられるのは…。

古典名作に挑むミステリ。

「物理の北山」の名前を世に大きく広めたといっても過言ではない傑作だ!

探偵たちが集まる城で起こる殺人事件。そして驚愕の真相とは!?

 

『ギロチン城』殺人事件 北山 猛邦 
(城シリーズ 4作品目)

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 個人的おススメ度 ★★☆☆☆ 

探偵のナコと学生の頼科が見つけた写真には、ギロチンの前で助けを求める女性の姿が。

二人は彼女を救うため、不吉な過去をもつ『ギロチン城』へ。

外界から隔絶された密室で、犯人探しに挑む。連続する新たな密室殺人。

一体、誰が何のために!?不可能を可能にしたトリックとは?“城”シリーズ第4弾。

今回のトリックはとても壮大さには唖然としたぞ・・・・・・。

これもまた賛否両論別れそうな作品になっています。特に真相は好き嫌いがハッキリ別れると思います。 

 

猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数 北山 猛邦 
(猫柳十一弦シリーズ 1作品目)

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 個人的おススメ度 ★★☆☆☆ 

大学の探偵助手学部に通う君橋と月々は、志望のゼミに落ち、悪ふざけで出した第3希望の猫柳ゼミ行きが決定してしまう。

指導教官は、功績不明かつ頼りなさげな女探偵・猫柳十一弦(25歳)。

ショックを受ける二人だったが、名門ゼミとの合同合宿が決まり、勇んで向かった孤島で、本物の殺人事件に遭遇する!

この作品はとても珍しい「クローズド・サークル」になっているぞ!

ネタバレになるかもしれないので、伏せますが、「クローズド・サークル」のお約束をある意味破った作品です。 

 

夏と冬の奏鳴曲(ソナタ) 麻耶 雄嵩 
(メルカトル鮎シリーズ 1作品目)

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 個人的おススメ度 ★★★★☆

首なし死体が発見されたのは、雪が降り積もった夏の朝だった!

20年前に死んだはずの美少女、和音の影がすべてを支配する不思議な和音島。

なにもかもがミステリアスな孤島で起きた惨劇の真相とは?メルカトル鮎の一言がすべてを解決する。

怪作と名高い麻耶雄嵩のクローズド・サークル作品。怪作故に、大衆受けはしないだろう。

20代で、こんな作品を書くとは恐ろしい才能の持主ですね・・・・・・。 

 

蛍 麻耶 雄嵩

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 個人的おススメ度 ★★★★☆ 

オカルトスポット探険サークルの学生六人は京都山間部の黒いレンガ屋敷ファイアフライ館に肝試しに来た。

ここは十年前、作曲家の加賀螢司が演奏家六人を殺した場所だ。

そして半年前、一人の女子メンバーが未逮捕の殺人鬼ジョージに惨殺されている。そ

んな中での四日間の合宿。ふざけ合う仲間たち。嵐の山荘での第一の殺人は、すぐに起こった。

この作品は先ほど紹介した物より遥かに分かりやすくて、読みやすいぞ!

しかし、後味がかなり悪いですね・・・・・・。凄い特徴を持った作家ですね。 

 

ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ  霧舎 巧 
(《あかずの扉》研究会シリーズ 1作品目)

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 個人的おススメ度 ★★★☆☆ 

北沢大学新入生のぼく=二本松翔は、サークル“あかずの扉”研究会に入会した。

自称名探偵、特技は解錠などクセ者ぞろいのメンバー六人が、尖塔の屹立する奇怪な洋館“流氷館”を訪れた時、恐るべき惨劇の幕が開く。

閉鎖状況での連続殺人と驚愕の大トリック!

本格推理魂あふれる第十二回メフィスト賞受賞作。

学生たちが活躍するクローズド・サークルのシリーズ作品が登場だ!

癖があるサークルメンバーたちが「流氷館」なる建物で起こる殺人事件を解決していきますよ! 

 

カレイドスコープ島 《あかずの扉》研究会竹取島へ  霧舎 巧 
(《あかずの扉》研究会シリーズ 2作品目)

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 個人的おススメ度 ★★★☆☆ 

八丈島沖にひっそりと隣り合う月島と竹取島。

古くからの因習に呪縛され、月島の一族に支配され続けている双つの島を、“あかずの扉”研究会の六人が訪れた時、血も凍る連続殺人の万華鏡が回転を始めた。

一族に伝わる秘宝が島の後継者を次々と殺戮する怪!本格推理の気鋭が放つ孤島ミステリーの奇跡的傑作。

今度は古い因習が残る封建的な孤島に向かって、そこで殺人事件に巻き込まれるぞ!

複雑に絡み合った伏線を解きほぐすのが気持ちいいですね。マニアックな知識も面白い! 

 

ラグナロク洞 《あかずの扉》研究会影郎沼へ  霧舎 巧 
(《あかずの扉》研究会シリーズ 3作品目)

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 個人的おススメ度 ★★★☆☆ 

嵐による土砂崩れで奇怪な洞窟に閉じ込められた“あかずの扉”研究会のメンバーを襲う連続殺人。

作中で示される“ダイイング・メッセージ講義”に倣うかのように、不可解な文字と言葉が連発される。

死者たちを結ぶ“神々の黄昏”神話の根源を読み解け!本格推理の王道をいく、堂々の超技巧派ミステリー。

館、島、と来て今度は洞窟だぞ。といっても、実際は村も舞台になっているがな。

ダイイングメッセージがメインになっている作品ですね。ダイイングメッセージが好きな人は一読の価値あり! 

 

マリオネット園 《あかずの扉》研究会首吊塔へ  霧舎 巧 
(《あかずの扉》研究会シリーズ 3作品目)

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 個人的おススメ度 ★★☆☆☆ 

死者からの手紙が“あかずの扉”研究会に届けられた。

多重にして難解な暗号に導かれた先に妖しく聳える斜塔こそ、閉鎖されたテーマパーク内の自殺の名所・首吊塔であった。

塔内を乱舞する首吊り死体は自殺か他殺か?本格推理の旗手が趣向を凝らして贈る“フーダニット”の到達点。

殺意の操り人形は誰だ。

次は閉鎖された遊園地が舞台の作品。テーマはタイトルからも想像できると思うが「操り」。

操られているのは、殺人者か、それともサークルメンバーか。あるいは読者たちか・・・・・・。 

 

極限推理コロシアム  矢野 龍王

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 個人的おススメ度 ★★☆☆☆ 

夏の館と冬の館に強制的に集められた男女に「主催者」は命じる。

「今から起きる殺人事件の犯人を当てよ」。

被害者は彼らの中から選ばれていき、しかも、もう一つの館より早く犯人を当てなければならない。不正解の代償は館に残る全員の「死」―。

矢野龍王、待望の文庫初登場!第三十回メフィスト賞受賞作品。

デスゲーム系のクローズド・サークル作品だぞ。二つの館で別々の殺人事件が起きるんだ。

犯人を指摘できなければ、全員死亡ってそんな滅茶苦茶な! 

 

予言の島 澤村 伊智

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 個人的おススメ度 ★★☆☆☆ 

瀬戸内海に浮かぶ霧久井島は、かつて一世を風靡した霊能者・宇津木幽子が生涯最後の予言を遺した場所だ。

彼女の死から二十年後、“霊魂六つが冥府へ堕つる”という―。

天宮淳は幼馴染たちと興味本位から島へ向かうが、宿泊予定の旅館は、怨霊が下りてくるという意味不明な理由でキャンセルされていた。

そして翌朝、幼馴染のひとりが遺体となって発見される。しかし、これは予言に基づく悲劇のはじまりに過ぎなかった。

不思議な風習、怨霊の言い伝え、「偶然」現れた霊能者の孫娘。祖母の死の真相を突き止めに来たという彼女の本当の目的とは…。

あなたは、真実に気づくことができるか―。

比嘉姉妹シリーズ著者初の長編ミステリ。

人気ホラー作家が挑んだクローズド・サークルの作品だぞ。ホラーとミステリの融合が見事にマッチしている。

あまり怖くないな、と思って読んでいたのが大間違いでした。最後の最後にあんな恐怖があったとは・・・・・・。 

 

www.snowman-bookshelf.com

 

吹雪の山荘 (リレーミステリ)
笠井潔,岩崎正吾,北村薫,若竹七海,法月綸太郎,巽昌章

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 個人的おススメ度 ★★☆☆☆ 

雪の舞う大晦日。山荘村にナディア・モガール、刈谷正雄、“私”、若竹七海、法月綸太郎、有栖川有栖らが各人の思惑を胸にやってきた。

やがて新年へと日付が変わるころ、幽霊山荘を探索していたメンバーは首なし死体を発見する!

吹雪で周囲から隔絶された中、次々と起こる不気味な事件。彼らは真相を暴けるのか?

人気シリーズの名探偵たちの競演で贈る、本格リレーミステリ!

錚々たる作家たちが書くクローズド・サークルのリレーミステリだぞ。好きな作家が一人でもいれば読む価値あり。

リレーミステリって難しいですよね・・・・・・。伏線の回収とかが。ちょっと風呂敷を広げすぎたという印象でした。 

 

最後に

 

個人的おススメ度を見て察した方もいるかと思いますが、私は「王道系」や「デスゲーム系」「脱出系」がとても好みなんです。

脱出が出来ない、という恐怖。

殺人現場の生々しさ。

すぐ隣に殺人犯がいるかもしれない、という緊張感。

素人探偵が、右往左往しつつ、謎と殺人犯に食らいつく果敢さ。

そして、絡み合った糸がするすると解けていくような、探偵の推理。

う~~~ん。痺れますね! 灰色の脳細胞が刺激されますね!!

 

そして、個人的おススメ度はもちろん変わっていくと思います。

色々な本を読んでいったり、年齢を重ねたりすると見識も変わりますし、新たな感性が生まれることも大いにあります。

「つまらないな」、と思っていた作品が、時間を置くと「面白い」と感じることがあります。これだから、読書はやめられないのです。これも読書の魅力のひとつです。

この作品紹介をきっかけに、みなさまの読書がより豊かになればいいと思っております。

 

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