うぉーーー!
ど、どうしたんですか。ついに頭が!?
違う! この熱い気持ちをどう表現したらいいのか分からないのだ!
たぬき探偵がこんなテンションになるなんて・・・・・・。
概要
埼玉県行田市にある老舗足袋業者「こはぜ屋」。日々、資金繰りに頭を抱える四代目社長の宮沢紘一は、会社存続のためにある新規事業を思い立つ。それは、伝統の技術を駆使したランニングシューズの開発だった。世界的スポーツブランドとの熾烈な競争、素材探し、開発力不足…数々の難問が立ちはだかるなか、従業員20名の地方零細企業が、一世一代の勝負に打って出る。ドラマ化もされた超話題作、ついに文庫化!(「BOOK」データベースより)
個人的ポイント
登 場 人 物 : ページ数の割にそこまで多くない。覚えやすい。
文 章 力 : 相変わらずの文章力。難しい単語も不思議と理解できる。
テ ー マ : 色んな熱いテーマが詰まっています。とても表現できません。
後 読 感 : 自分も頑張ろう! 努力しようと思える一冊でした。
凄い分厚いのに時間を忘れさせてくれる。
読み終わった時、熱い気持ちにさせてくれるぞ!
感想
ドラマは観ていませんが、文庫化されたという事で、購入&読破。
こんなにも分厚いのに(750P以上!)、すらすらと読めました。気が付けば1日で半分読めて、2日で読了。とても充実した時間を過ごせました。
こんなに一気に読めるのは、「文章の読み易さ」「熱い展開」「応援したくなる設定」があったからだと思います。
舞台は、黴の生えたような足袋を取り扱う中小企業。売上は低迷し、あと10年続くかも分からない・・・・・・。
そんな会社がスポーツシューズに参入! とまあ、簡単なあらすじはこんな感じです。
この本を読んで、改めて大切なコトに気づかされたと思います。
常に想像力を働かせ、より良いモノを作ろうという気持ち。
アグレッシブに上を目指す、意志の強さ。
そして、相手が強大だからといって、決して諦めない姿勢。
久しく忘れていた気持ちでもありました。そして、凄く励ましてくれました。
どれだけ、時代が進んでも、技術が発展しようとも、根っこは同じ。
大切なモノやコトは決してブレない。それを改めて教えてくれた一冊でもありました。
やる気が出てきました!!!
ずっとワクワクして読めました!
こんな人におススメです
・分厚い濃厚な長編を読みたい人。
・小さな会社が徐々に成長する姿を見たい人。
・感動して、泣きたい人。
・マラソンやシューズに興味がある人。