期待と待望の第2作目!
これは「屍人壮の殺人」の続編ですか!
うむ。前作がかなり評判がよく作者もプレッシャーが掛かっていただろう。
果たして、どんな出来になっていんでしょうね・・・・・・。
概要
「あと二日で四人死ぬ」閉ざされた“匣”の中で告げられた死の予言は成就するのか。『屍人荘の殺人』待望のシリーズ第2弾!!(「BOOK」データベースより)
個人的ポイント
登 場 人 物 : 今作も分かりやすい。まさしく名は体を表す。
文 章 力 : 以前と変わらず。前作が問題なければ、今作も問題なし。
テ ー マ : 普通の生活を夢見る人たち、他にも色々とありました。
ト リ ッ ク : 「絶対に外れない予言」を上手く使ったトリック。
後 読 感 : 葉村譲と剣崎比留子の冒険はまだまだ続きそうですね。自作も期待。
山奥の閉ざされた施設・・・・・・。そこで起きる予言と予知。
果たして、葉村譲と剣崎比留子の2人は果たして、予言に打ち勝てるのか!?
感想
屍人壮の殺人の葉村譲と剣崎比留子が帰ってきました。
前作と打って変わって、今作は少し趣旨が変わっていました。
今作は「必ず当たる予言」がテーマ。
前作と同じなのは「特殊状況下」だということ。前作は〇〇〇という非現実的なテーマがありましたが、今回もそんな非現実的なテーマが背景にありました。
前作はかなり評判が良く、ハードルが上がっていましたが、今作も充分に前作の雰囲気を継承しながらも、しっかりとハードルを越えて行きました。
今作も、登場人物が分かりやすかったです。
まさしく名は体を表す、というか、体は名を表すというか。特徴がそのまま名前に反映されていて、登場人物の把握がしやすく、ストレスなしに読めました。
そして「絶対に外れない予言」を上手に生かしたトリックが面白かったです。
「あと二日で、四人死ぬ――」という予言。
施設に閉じ込められた人たちは、どうその二日を過ごすのか?
そして、犯人は予言をどう利用するのか?
驚愕の「予言」の正体を是非とも読んで確認してみて下さい。
予言の正体に驚愕! そして、男と女の2人ずつが死ぬ、という予言を巧妙に使ったトリックと動機・・・・・・。
次回作にも期待が膨らみますね!
こんな人におススメです
・屍人壮の殺人の続編を読みたい人。
・クローズドサークル作品を読みたい人。
・特殊状況設定の作品を読みたい人。
・予言や予知についての作品を読みたい人。