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【ミステリランキング驚異の4冠!】〝屍人荘の殺人〟今村 昌弘―――新感覚クローズド・サークル


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こ、この作品は・・・・・・。

お、僕も知ってますよこの小説。映画化もされたんですよね。

ああ、確かに映画化も納得の出来栄えだ。今までにない特殊な状況下で起きる殺人・・・・・・。アイディアに脱帽だ。

そんなに凄い作品なんですか・・・・・・。

概要

 

紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と明智恭介は、曰くつきの映研の夏合宿に参加するため、同じ大学の探偵少女、剣崎比留子とペンション紫湛荘を訪れる。しかし想像だにしなかった事態に見舞われ、一同は籠城を余儀なくされた。緊張と混乱の夜が明け、部員の一人が密室で惨殺死体となって発見される。それは連続殺人の幕開けだった!奇想と謎解きの驚異の融合。衝撃のデビュー作!(「BOOK」データベースより)

 

個人的ポイント

 

登 場 人 物 : 分かりやすい、の一言。名前と特徴が一致していて覚えやすい。

文   章   力  : 充分に読み易い。やや軽めな文章。

テ   ー   マ    : 浅いようで、深い。大切な物とは。

ト リ ッ ク : ありそうでなかった大胆な展開でした。

後   読   感  : 今後も、この作者への期待は膨らみますね。・・・・・・プレッシャーにならなければいいのですが。

常に緊張感があって作品全体が引き締まっている。
トリックも今までになく、全体を通してハラハラして読めたぞ!

感想

 

あまり語ってしまうと、ネタバレになりかねないので、さわりだけをサラッと紹介しますね。

学生ホームズとワトソン役の主人公。美女探偵の登場。

学生たちが集まる夏合宿。ペンションの見取り図。密室殺人にクローズドサークル

・・・・・・王道でお決まりな展開に思えますよね?

しかし。

この夏合宿でこの世界は一変します。

この「一変」こそが物語の肝で核心部分。これを語ってしまうとネタバレになってしまう。なんともむず痒い。

しかし、この展開により従来の推理小説とは全く違った「形」を成すのです。

新しいクローズド・サークル。

新しい密室殺人。

新しい殺害方法。

新しい犯人の殺害動機。

被害者や、閉じ込め人々を襲う「新しい」何か・・・・・・。

まったく今までの推理小説とは違った作品なのです。

それに、登場人物が分かりやすいのも多きなポイント。

こういった推理小説は往々にして登場人物が多く、誰が誰だか分からなくなるものですが、この作品の登場人物たちは親切にも名前が特徴と一致しており、非常に分かりやすい。登場人物一覧に戻るようなことは殆どなかったです。

ミステリ界に一石を投じた、新たな作品として注目されたのは納得の理由です。

この状況下でしか起きない、出来ない殺人を楽しんでみて下さい。

な、なんという作品なんだ・・・・・・。
これからも作者の作品には注目間違いなしですね!

 

こんな人におススメです

 

・クローズド・サークルの作品を読みたい人。

・特殊状況下での推理小説を読みたい人。

・大学生の定番ミステリを読みたい人。

・映画を観て気になった人。