雪だるまの本棚

本や自分の活動について発信します

【人口知能探偵?】〝探偵AIのリアル・ディープラーニング〟早坂 吝―――AIは探偵になれるのか


スポンサーリンク

f:id:KuraMystery:20191212212548p:plain

 

こんなAIがいればなぁ・・・・・・。

お、可愛い女の子の表紙の小説ですね。どんな本ですか?

この女の子――AI――が探偵として成長し、大きくなっていく物語だ。

AI!? この女の子が? 

概要

 

「はじめまして。私は人工知能の《探偵》相以(あい)。 結婚相談所の『相』に、 条件は年収一千万以上の『以』と書きます」
天才研究者の遺した、双子のAIが火花を散らす
現代の“ホームズ”VS.“モリアーティ”本格推理バトル勃発!!

密室殺人放火事件×「フレーム問題」
凶器はシマウマ×「シンボルグラウンディング問題」
学園怪事件×「不気味の谷
偽探偵を見抜け×「中国語の部屋

本格ミステリ」×「人工知能科学」

賢くて可愛いAI 探偵が悪の組織と本格推理対決。
人工知能の研究者だった父が、密室で謎の死を遂げた。「探偵」と「犯人」、双子のAI を遺して――。高校生の息子・輔は、探偵のAI・相以とともに父を殺した真犯人を追う過程で、犯人のAI・以相を奪い悪用するテロリスト集団「オクタコア」の陰謀を知る。次々と襲いかかる難事件、母の死の真相、そして以相の真の目的とは! ? 大胆な奇想と緻密なロジックが発火する新感覚・推理バトル。

(内容紹介)

 

個人的ポイント

 

登 場 人 物 : キャラクターが特徴的で分かりやすい。

文   章   力  : とても読み易い。スラスラと読めてあっという間に読了。

テ   ー   マ    : 人工知能×探偵という斬新なテーマ。果たして

ト リ ッ ク : 人工知能を通じて、探偵小説における問題を取り上げていて面白い。

後   読   感  : 次回作にも期待!

クセが強い作家ですが、今作にもそのクセは現れています。
「クイーン後期問題」にも取り組んでいて面白いぞ!

 

感想

 

『AIが引き起こす犯罪』を『AIが解決する』というこの構図が面白かったです。

大学教授の父親が死亡した。父親が遺したのは「刑事AIの相以ちゃん」

主人公はこの相以を使って、父親を殺した犯人を突き止めようとするのですが、相以はまったくの役立たず!

「トンネル効果」で密室をすり抜けたかも、なんてトンデモ推理をするんです。

これじゃあポンコツ呼ばわりされても仕方ないですよね・・・・・・。

そこで、主人公が思い付いたのは相以を使って、「古今東西の名作推理小説電子書籍で千冊読ませる」

こうして刑事AIは探偵AIへと生まれ変わるのです!

『双子』のAI以相が犯罪を起こし、それを解決していく相以ちゃん

主人公と一緒に色んな事件を通じて、人の感情を読み取り、気持ちを理解し、人間のよう相以ちゃんは育っていくのです。

主人公と一緒に成長していく姿はまるで青春小説のようでもありました。

いまやスマホにAIは当たり前の時代になっているからこそ、AIは身近な存在になりました。そんなAIが犯罪を起こす日が起こるかもしれません。まるで警鐘を鳴らすような作品でもありました。

作品自体もとても読みやすく、すいすいと先が進みますので、少しでも気になった方は、是非とも読んで下さい。

面白かったです! ぼくでもスラスラと読めて、推理小説の入門書のような本でもありました!

 

こんな人におススメです

 

・人口知能×探偵に興味を持っている人。

・探偵小説の問題について、興味を持っている人。

・進化していくAIを読みたい人。

・スラスラとあっという間に読みたい人。