凄く読みやすくてすいすい読める作品だな。
さくっと読めて、色んな種類の小説を読みたい、と思っていたんですけど。
そんな欲張りなにわとり君にはこれ。「ぼくのミステリな日常」をおススメするぞ
おお! 僕の要望にぴったりじゃないですか!
概要
月刊社内報の編集長に抜擢され、若竹七海の不完全燃焼ぎみなOL生活はどこへやら。慣れぬカメラ片手に創刊準備も怠りなく。そこへ「小説を載せろ」とのお達し。プロを頼む予算とてなく社内調達ままならず、大学時代の先輩に泣きついたところ、匿名作家を紹介される。かくして掲載された十二の物語が謎を呼ぶ、贅を凝らしたデビュー作。
個人的ポイント
登 場 人 物 : 短編毎にいろんな登場人物が登場して、賑やかです。
文 章 力 : とても読みやすいです。
テ ー マ : 12の短編様々にテーマがあって飽きないです。
ト リ ッ ク : 12の短編ひとつずつ凝らしたトリックと最後の謎に圧巻。
後 読 感 : 「うおぅ」、と思わず唸りました。
1ヶ月に1編で季節をテーマにした作品が多く、飽きることがない。
サクッと読めるので、通勤・通学の時に持ってこい。
感想
社内報の編集長に抜擢された若竹七海。
慣れないカメラを片手に創刊準備をするものの、上司から「小説を載せろ」と命令が発せられるのですが、ロに執筆を依頼するような予算はとてもなく、大学時代の先輩に相談したところ、匿名希望の作家を紹介されるのです。
そうして、1ヶ月ずつ社内報が刊行されていくのです・・・・・・。
これが、デビュー作とは思えない出来の作品です。
各短編のクオリティも非常に高く、最後の仕掛けはお見事の一言。
最初から最後まで気を抜かずに読んでみて下さい! 短編小説の傑作のひとつです。
凄いです! ただの季節に合わせたミステリだと思ったんですけど、密室や、暗号などなど。色んなトリック満載じゃないですか。それにホラーまで
こんな人におススメです
・サクッと短時間で短編集を読みたい人。
・1年を通した季節をテーマにしている作品を読みたい人。
・多種多様な色んなミステリを読みたい人。
・最後に衝撃のラストの作品を読みたい人。