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【メフィスト賞受賞作】〝恋と禁忌の述語論理 〟井上 真偽―――今までになかった推理方法


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なんて知的で美しいミステリなんだ・・・・・・。

今度はどんな話、ミステリを紹介するんですか?

この探偵は推理、というよりも論理を武器に謎を「検証」して真相を導くのだよ。

論理・・・・・・。頭が痛くなってきた・・・・・・。

概要

 

雪山の洋館での殺人。犯人は双子のどちらか。なのに何れが犯人でも矛盾。この不可解な事件を奇蹟の実在を信じる探偵・上苙丞が見事解決―と思いきや、天才美人学者・硯は、その推理を「数理論理学」による検証でひっくり返す!!他にも個性豊かな名探偵たちが続々登場。名探偵を脅かす推理の検証者、誕生!(「BOOK」データベースより)

 

個人的ポイント

 

登 場 人 物 : 硯さんが可愛い。そして意外な登場人物も……

文   章   力  : 論理の説明が難しいかも。知っている論理もあったので、それは楽しめるかも。

テ   ー   マ    : 論理と、恋(?)がテーマ

ト リ ッ ク : こんな解き方があったのか!と驚ました。(ちょっとついていけない箇所も所々ありましたが・・・・・・)

後   読   感  : 綺麗に終わって満足。続編希望!

文章はところどころ、小難しい箇所もありますが、とても丁寧に説明されていました。
推理も斬新でとても面白い!

 

感想

 

この作者はこのデビュー作よりも「その可能性はすでに考えた」が有名ですが、充分にこの「恋と禁忌~」も面白かったです。

ただ、論理の説明が難しく、読んでいて頭に「?」が浮かぶことが何度かありました(汗

今まで数多くの推理小説を読んできましたが、素直に「こんな推理の方法が!」と驚ました。探偵役の硯(すずり)さんに言わせれば、推理じゃなく、論理だと言われそうですが……。

この小説の大きな特徴としては、硯さんの甥の詠彦が既に探偵が解決済みの事件を、本当に正しいのか硯さんに再検証してもらう、という点。これだけでも結構珍しい展開ですよね。特に、最後の洋館での殺人はもう大好物ですね(笑)

主人公の詠彦と硯さんとの会話もこの小説の面白さのひとつ。独身でアラサーを気にしている硯さんが可愛らしいです( *´艸`)

連作短編形式で、物語は進みますが「その可能性はすでに考えた」の登場人物も現れて驚きました。そして、最後に待ち受ける、短編を通じた謎にもびっくりしました。

・・・・・・。頭が混乱して、爆発しそうです・・・・・・。

 

こんな人におススメです

 

・論理が好きな人。

・歳上女性が好きな人。

・「その可能性はすでに考えた」を読んだ人。

メフィスト賞が好きな人。