雪だるまの本棚

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【この小説のジャンルは?】〝100億人のヨリコさん〟似鳥 鶏―――恐れることなどなにもない


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とても、愉快な小説だなぁ。

今回はどんな本を読んでいるんですか?

う~ん。説明が難しいな。とても一言では言い表せない。だが、面白いぞ。

たぬき探偵がそんな言葉に詰まるなんて、どんな本なんだろう?

概要

 

貧乏極まり行き場を失くした小磯は、学生課で寮費千三百円という怪しげな「富穣寮」を紹介される。大学キャンパスの奥の奥。そこでは、変人の寮生たちが奇妙な自給生活を繰り広げていた。しかも部屋には、夜な夜なヨリコさんという「血まみれの女」が現れるという。ヨリコさんの正体を解き明かそうとする小磯は、やがて世界の存続をかけた戦いに巻き込まれていく!(「BOOK」データベースより)

 

個人的ポイント

 

登 場 人 物 : 個性的な登場人物が多く、楽しめました。

文   章   力  : 注釈が所々で入るので、気にならなければ充分。

テ   ー   マ    : 何事も楽しく。住めば都。

ト リ ッ ク : トリック? というよりも雰囲気を味わって欲しい。

後   読   感  : にやりと少しだけ明日が愉快になるような結末。

登場人物が魅力的なので、読んでいて全然飽きない。
最悪な環境の筈なのに、富穣寮に住んでみたくなりました。楽しそう!

 

感想

 

感想を書こうと思って、「この小説のジャンルはなんなんだろうか?」と頭を傾けました。果たしてこの小説はミステリ? ホラー? 青春? SF? パニック? それら全てを内包するような小説でした。

「富穣寮」という今にも潰れそうな寮には変人たちが住んでいる。壁に生えてるキノコ。死体の消毒用エタノールを飲み、池で釣った鯉を食べ……極め付けには幽霊まで出る始末。

幽霊――ヨリコさん――に害はなく、意思疎通もできませんが、突如現れては、住人を驚かします。この寮では便器から水ではなく、血を流れるのです。果たして、彼女の正体はなんだろうか?

そんな幽霊のヨリコさんですが、遂に寮の外の人間もその姿を見えるようになり、世界は大パニックに。

そんな世界を救おうと、彼らが立ち上がるのです。

不覚にも感動さえ、してしまいました。

 

こんな人におススメです

 

・楽しく愉快に小説を読みたい人。

・少しだけ、ゾッとしたい人。

・少しばかりのミステリ要素を味わいたい人。

・色んな要素をミックスした小説を読みたい人。