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【不思議の国へようこそ】〝アリス殺し〟小林 泰三―――ミステリとファンタジーの融合


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これは見事にミステリとファンタジーが融合された小説だ。

不思議の国のアリスをモチーフにしている本だとは分かりますが、タイトルがおっかないですね・・・・・・。・

表紙はホラー調だが、中身はそんなことないぞ。メルヘンと現実で起きる殺人事件を追及する話だ。

メルヘンと殺人って、何か矛盾しているような言葉じゃありませんか?

概要

 

最近、不思議の国に迷い込んだアリスという少女の夢ばかり見る栗栖川亜理。ハンプティ・ダンプティが墜落死する夢を見たある日、亜理の通う大学では玉子という綽名の研究員が屋上から転落して死亡していた―その後も夢と現実は互いを映し合うように、怪死事件が相次ぐ。そして事件を捜査する三月兎と帽子屋は、最重要容疑者にアリスを名指し…邪悪な夢想と驚愕のトリック!(「BOOK」データベースより)

 

個人的ポイント

 

登 場 人 物 : 現実と不思議の国が舞台なので、ちょっと登場人物が多いかも?

文   章   力  : 不思議の国の住人の会話が面白い。まどろっこしい! という人もいるかも。

テ   ー   マ    : ミステリとファンタジーの融合。不思議な世界を体験できる。

ト リ ッ ク : この世界観を利用した大胆なトリック。

後   読   感  : ちょっと名残惜しい。もっとこの世界に浸っていたい。

メルヘンミステリと呼べる新たなジャンル。
果たして、現実で起きている殺人事件と不思議の国で起きている事件の関係性は?

 

感想

 

とても幻想的な一冊。

ミステリと不思議な国が見事に融合されており、本当に読者を不思議の国に誘うような、そんな本。

現実と不思議の国はリンクしており、不思議国の住人が死ねば、リンクしている現実の人が死ぬ。

この設定を上手にミステリに加えていて、トリックと世界観が綺麗に作り上がっていました。

また一章毎に現実⇄不思議の国を行き来していて、混乱することはなかったです。

不思議の国に迷い込んでみたい方は是非とも読んでみて下さい。

驚きの結末! ただの風変わりな設定だと思っていたら・・・・・・。

 

こんな人におススメです

 

・普通のミステリに飽きた人。

・ミステリとファンタジー綺麗な融合を読みたい人。

・不思議の国の住人にまた会いたい人。

・久しぶりに騙されたい人。